Iさん
オイトマスタッフ
退職後にもらえるのは企業からもらえる退職金だけではありません!
実際には失業保険や傷病手当金といった、様々な制度が用意されているんです。
退職後も安心して生活するためにも、「退職給付金」に関してしっかりと把握をしておきましょう。本記事では、「退職給付金」の基礎知識や種類、注意点を説明していきます。
退職給付金とは何のこと?

オイトマスタッフ
- 「退職給付金」が何のための制度か解説!
- 「退職給付金」と「退職金」の違いを解説!
- 「退職給付金」と「退職給付制度」の違いを解説!
退職給付金は、離職や求職をした際に、収入が減ってしまうのを少しでも補う為に支給される制度です。
種類に応じて、期間や手続きの仕方、目的、対象が変わるのが特徴となっています。
退職時の、「退職金」や「退職給付制度」など似た言葉がありますが、違いがいまいち分かっていない人もいます。
そのため、まずは「退職金」や「退職給付制度」との違いに関して解説しましょう!
「退職給付金」と「退職金」の違い
「退職給付金」は、国や地方自治体などが運営している制度に基づいて支給されるもので、それぞれの給付金の要件を満たせば、手続きを行うことで受給可能となります。
「退職金」に関しては、退職時に企業から労働者へと支払われる一時金のことを言います。退職金は企業独自の制度であり、法律によって義務付けられているものではありません。そのため、退職金の有無や金額、支払い方法は企業ごとに異なっています。
「退職給付金」と「退職給付制度」の違い
「退職給付制度」は、企業が労働者の退職金や年金などを支給するための制度のことです。退職金は一括支払いがほとんどですが、分割して年金として支給されることもあります。企業によっては、一括と分割を選択できることもあります。
一方「退職給付金」は、先述した通り、国や地方自治体などの公的機関が提供する制度となります。
退職給付金にはどんな種類があるの?

退職給付金には次のような種類があります。

退職給付金を受け取るにはここを注意しよう!

次に退職給付金を受け取る際の3つの注意点を解説していきます。
- 退職給付金で対象となる給付金を確認しよう!
- 退職給付金を申請する前にすべての書類を準備しよう!
- 退職給付金の申請期限を超過しないように気を付けよう!
注意点①申請対象となる給付金を確認する
先述した通り、「退職給付金」には様々な種類の給付金がありますので、どの給付金が自分に適用されるのかをしっかりと確認するようにしましょう。
一例にはなりますが、厚生年金は勤務先の規模や加入期間によって受給額が変動します。そのため、「どのくらいもらえるか」や「いつからもらえるか」などを自分がどの年金対象になるのか確認することで、内容を具体的に把握できるようになります。
種類によって条件などが異なるので、詳細を事前に把握しておくことで、スムーズに申請手続きを行うことも可能です。
注意点②申請書類は申請前にすべて揃える
「退職給付金」の申請には、複数の書類が必要となります。
例えば、失業保険と傷病手当金の申請には、次のような書類が必要となります。

申請書類に不足や不備があると、支給時期が遅れることもあるので、書類はすべて準備し、提出前に漏れがないかなどを確認するようにしましょう。
注意点③申請の期限を過ぎない様に注意する
「退職給付金」は、申請の期間(時効)が定められているものがあります。
一般的に給付金は、退職後すぐに請求の権利が発生しますが、一定の期間を過ぎると権利が失効し、利用ができなくなってしまいます。
例えば、「未払い賃金立替制度」は2年以内が申請期間となります。期限内に立替払請求書を提出しなければ未払賃金は貰えずに事項となってしまいます。
給付制度の活用のできる対象者となっていても、時効が過ぎることで受給ができなくなるので、申請のタイミングを逃さない様に注意しましょう。
退職給付金へのよくある質問

自己都合退職でも、次の3つの要件を満たしていれば、受給されます。
- 失業状態であること
- 退職前の2年で雇用保険に12ヶ月以上加入していること
- ハローワークで求職の申し込みをすること
自己都合退職の場合、原則として2ヶ月間の給付制限期間があるため、それを超過しなければ失業保険の受給はできません。
雇用保険の加入には次の2つの条件を満たす必要があるので、必ずしも対象となるとは限りません。
- 1週間の所定労働時間が20時間以上になること
- 31日以上引き続き雇用されることが見込まれていること
この要件を満たしていれば、雇用保険の加入となるため、一定要件を満たすだけで失業保険などを受給することが可能となります。
まとめ│退職給付金とは?
退職を検討している方や既に退職をしている方は、自分の該当する退職給付金がないか確認してみてはいかがでしょうか。
ただ、国や地方自治体が出している支援制度は難しくてよくわからないという方はプロに相談してみてはいかがでしょう。
退職代行OITOMAでは、退職代行だけでなく、社会保険給付サポートも可能となっており、全国どこでも対応が可能です。無料での相談も可能ですので、お気軽にご相談ください。