Bさん
Aさん
退職しようとして、上司からしつこく引き止められたら嫌ですよね。
退職届を提出する決意はしたものの、「急に呼び出されたらどう対応すればいいの?」と不安になって情報を集めている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、これから退職する方のために、知っておくべき引き止めパターンや論破方法をご紹介します。
上司の引き止めを確実に振り切る方法もお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。
- 退職の引き止めパターンと論破方法
- 退職を引き止める本音や代表的な内容
- 退職の引き止めを振り切る方法3選
【大前提】退職を引き止めるのは違法!
Bさん
結論、ほどんどの場合、退職を無理やり引き止めるのは違法です。
だれしも『職業選択の自由』が認められており、憲法22条第1項にも記載があります。
第二十二条 何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。
引用:e-Gov法令検索
法律的に優位性があるため、引き止めに対して怖がる必要はありません。
ただし、条件によって退職日が異なるので注意が必要です。
条件ごとの退職日がこちら。
- 無期雇用契約→申し出から2週間後に退職
- 年俸制(6ヶ月以上)→申し出から3ヶ月後に退職
- 有期雇用契約→期間の途中では退職不可
有期雇用契約の場合、家族の介護や給料の未払いなどのやむを得ない理由がないかぎり、途中で退職できないので注意しましょう。
退職の引き止めパターンと論破方法をご紹介
退職の引き止めを懸念している方のなかには、「上司からどんなふうに引き止められるんだろう?」と心配している方も多いのではないでしょうか?
オイトマスタッフ
- パターン①後任が入ってくるまで辞めるのは待ってほしい
- パターン②給料を上げるから辞めないでほしい
- パターン③今までの恩を仇で返すのか?と言われる
- パターン④今の能力ではどこの会社も雇ってくれない
- パターン⑤自分勝手で辞めるなら懲戒解雇する
- パターン⑥勝手に辞めるのは無責任すぎると言われる
- パターン⑦君が辞めたら残された全員に迷惑が掛かると脅される
それぞれ、ご紹介します。
パターン①後任が入ってくるまで辞めるのは待ってほしい
引き止めパターンの1つに、「後任が入ってくるまで待ってほしい」があります。
これは人手不足な会社によくあるケースです。
もっともらしい引き止めなので、断り方に困る人も多いでしょう。
反論としては、「退職日までに引き継ぎ完了できるよう、精一杯努力します」などと誠意を伝えつつ退職日はズラさないのがベストです。
退職日をズラす気がないことが上司に伝われば、スムーズに退職させてもらえるかもしれません。
逆に、退職日の延期を許してしまった場合、いつまでも後任が決まらずズルズルと先延ばしにされる可能性があります。
「気づいたら半年経過していた…」とならないよう、先延ばしの隙を与えないようにしましょう。
オイトマスタッフ
パターン②給料を上げるから辞めないでほしい
引き止めパターンの1つに、「給料アップするから辞めないで」があります。
これは収入に不満の多い職場にありがちな引き止め文句です。
反論としては、「退職の本当の理由は、他の会社でやりたい仕事があるからです」などと給料以外の部分に退職理由があることを伝えるといいでしょう。
上司も給料アップでは無意味とわかれば、引き止めを諦めてくれるかもしれません。
ただし、真の理由を伝えたとしても、別の言葉で引き止めてくる可能性もあるので、可能なかぎり引き止めにくい理由を伝えるのがベストです。
オイトマスタッフ
パターン③今までの恩を仇で返すのか?と言われる
引き止めパターンの1つに、「今までの恩を仇で返すのか?」があります。
怖い上司がいる職場にありがちな引き止め文句で、メンタルの弱い社員ほど、”脅し”で引き止められることもあるかもしません。
こういったプレッシャーの強い引き止めにあった場合、極力聞き流すことが大切です。
相手はまともに会話する気がないので、具体的に反論するよりも、真に受けずに退職の旨を伝えましょう。
1人で抱えきれない場合、総合労働相談コーナーや退職代行サービスを利用するのも有効な手段です。
オイトマスタッフ
パターン④今の能力ではどこの会社も雇ってくれない
引き止めパターンの1つに、「今のお前ではどこも雇ってくれない」があります。
上司から無能認定されるとビクついてしまい、怖くて退職できなくなるかもしれません。
こちらも先ほどの脅し文句と同様、反論するというよりも聞き流すことが大切です。
次の職場については今の上司が決めることではなく、次の職場の人が決めることなので、なんと言われようが関係ありません。
オイトマスタッフ
パターン⑤自分勝手で辞めるなら懲戒解雇する
引き止めパターンの1つに、「自分勝手で辞めるなら懲戒解雇するぞ」があります。
懲戒解雇は従業員にとって不利益になるため、上司が脅し文句として使ってくる可能性もあるでしょう。
しかし、懲戒解雇をするには、無断欠勤やパワハラなどそれ相応の理由が必要です。
従業員が退職の意思を伝えたからといって懲戒解雇はできないので、上司から「懲戒解雇するぞ」と言われても”ただの脅し”として聞き流しましょう。
オイトマスタッフ
パターン⑥勝手に辞めるのは無責任すぎると言われる
引き止めパターンの1つに、「勝手に辞めるのは無責任すぎる」があります。
退職を伝えられた上司が焦ってそう引き止めるケースもあるかもしれません。
感情的になった上司への反論としては、「勝手に辞めるつもりはございません」とまずはなだめるのが良いでしょう。
無断退職ではなく退職の意思を伝えているだけなので勝手ではないですし、退職日までに最低限の引き継ぎの努力をすれば無責任とはいえません。
オイトマスタッフ
パターン⑦君が辞めたら残された全員に迷惑が掛かると脅される
引き止めパターンの1つに、「残された社員に迷惑がかかる」があります。
社員への後ろめたさを刺激して引き止める上司もいるかもしれません。
仲がいい職場ほど周囲に迷惑がかかることを重く捉えてしまうので、余計に退職しづらくなるでしょう。
しかし、どんな人が退職するにしても必ず穴埋めが必要になります。
退職で迷惑がかかるのはある意味当然なので、それを理由に退職を諦める必要はないのです。
オイトマスタッフ
退職を引き止める本音は?代表的な内容を紹介
退職の引き止めを懸念している方のなかには、「上司の本音がわかれば対策しやすいのに!」と思っている方も多いのではないでしょうか?
オイトマスタッフ
- 本音①部下が辞めると上司の評価が落ちるから
- 本音②人手不足で辞められると会社が回らなくなる
- 本音③安い給料で雇えていて助かっていた
- 本音④会社に欠かせない存在であるから
それぞれ、ご紹介します。
本音①部下が辞めると上司の評価が落ちるから
上司が退職を引き止める本音の1つに、自分の評価が落ちるがあります。
退職理由には仕方ない理由もあるため、部下が1人辞めたくらいでは上司の評価が落ちることはないでしょう。
しかし、部下が立て続けに辞めたり、部下の退職が原因で売上目標が達成できなかったりした場合、上司の評価が落ちる可能性があります。
「コイツがいなくなると売上が下がってしまう!」という本音を抱える上司もいるでしょう。
オイトマスタッフ
本音②人手不足で辞められると会社が回らなくなる
上司が退職を引き止める本音の1つに、人手不足で会社が回らなくなるがあります。
人手不足は多くの会社にとっての悩みであり、人手が足りていれば無理に引き止める必要もありません。
ニュースでも人手不足が頻繁に取り上げられるくらいなので、ほとんどの場合、退職を引き止めるウラには人手不足の問題があると言ってよいでしょう。
とはいえ、「人手不足なので退職を諦めます」というわけにはいかないのも、われわれの本音。
従業員には従業員の人生があるので、会社に迷惑はかかったとしても、断腸の思いで退職するという気持ちが大切です。
オイトマスタッフ
本音③安い給料で雇えていて助かっていた
上司が退職を引き止める本音の1つに、安い給料で雇えて助かっていたがあります。
会社からすれば、低賃金で働いてくれる社員はありがたい存在で、『給料アップの交渉をしない』『給料に文句を言わない』といった社員が辞めてしまうと大きな痛手となります。
上司が退職を引き止めるウラには、「コイツほど都合のいい社員はいないんだよなー」といった本音があるかもしれません。
オイトマスタッフ
本音④会社に欠かせない存在であるから
上司が退職を引き止める本音の1つに、会社には欠かせない存在があります。
優秀な社員は会社にとって利益を生む存在なので、絶対に手放したくないものです。
あなたが上司から『業務遂行能力が高い』『会社にとってのキーマンだ』と思われていれば、退職を引き止められる可能性もあるでしょう。
特に、労働した期間が長ければ長いほど上司の期待も大きくなります。
退職を引き止めるウラには、「会社にとって大事な存在である」という本音があるかもしれません。
オイトマスタッフ
退職の引き止めを振り切る方法3選
退職の引き止めを懸念している方のなかには、「どうやって振り切ったらいいんだろう?」と思っている方も多いのではないでしょうか?
オイトマスタッフ
- 方法①転職先を決めて内定を貰っておく
- 方法②退職代行に代わりに伝えてもらう
- 方法③口頭だけではなく書面でも伝える
それぞれ、ご紹介します。
方法①転職先を決めて内定を貰っておく
退職の引き止めを振り切る方法の1つに、賢い先回りがあります。
どういうことかというと、退職してから転職先を見つけるのではなく、先に内定をもらってしまうのです。
先に内定をもらうメリットは以下の2つ。
- メンタルが安定する
- 引き止めを論破しやすくなる
すでに内定があれば無職の期間がないので、退職しても大丈夫という安心感があります。
また、上司から「本当に雇ってもらえるのか?」と圧をかけられても、転職先はすでにあるため堂々と対応可能です。
スムーズに退職したい方は、在職しながらの転職活動を検討してみてください。
Bさん
方法②退職代行に代わりに伝えてもらう
退職の引き止めを振り切る方法の1つに、代行サービスの利用があります。
世間には『退職代行』という便利なサービスがあるので、退職を考えている方は要チェックです。
退職代行のメリットが気になる方は、以下をご覧ください。
- 追加料金が一切かからない
- 即日退職にも対応している
- 有給消化の意向も伝えてもらえる
- 全て手続きは丸投げでOK
- 業界最安値で低価格で依頼できる
一番のメリットは会社への連絡が不要であることです。
代行業者が代わりに連絡してくれるので、あなたが連絡する必要はありません。
退職日の交渉も有休消化の意向も、すべて任せることができます。
オイトマスタッフ
方法③口頭だけではなく書面でも伝える
退職の引き止めを振り切る方法の1つに、書面での伝達があります。
書面は確実な証拠になるので、上司のしらんぷりを防ぐことが可能です。
「そんな話は聞いてない」と言われないためにも、口頭で伝えるだけでなく退職届も提出しましょう。
オイトマスタッフ
退職の引き止めを論破する方法7選まとめ
いかがでしたか?
退職の引き止めを懸念している方のために、引き止めパターンや論破方法をご紹介しました。
それでは今回の情報をまとめます。
- ほとんどの場合、無理やり引き止めるのは違法!
- 上司は『給料アップ』や『脅し』など様々な方法で引き止めにくる可能性あり!
- 『先回りの転職活動』や『書面での伝達』などの対策をすればスムーズに退職できる!
どうしても退職が難しいと感じる場合、退職代行の利用がおすすめです。
「上司への伝え方がわからない」「引き止められたら怖くて言いなりになってしまいそう」といった悩みはすべて退職代行が解決してくれます。
退職まで優しくエスコートしてもらえるので、興味がある方はぜひ検討してみてください。