新卒1年目の仕事は想像以上に大変ですよね。新しい環境に人間関係、覚えることも山積みで新人は人一倍疲れるはずです。
そんな中、退職が頭を過る人もいると思います。ただ、新卒1年目で辞めるのはなんだかな、、と躊躇してしまう人はいませんか?
一般的には「最低でも3年は務めるた方がいい」とか「新卒ですぐ辞めたら辞め癖がついてしまう」などと言われがちです。果たして実際のところ、どうなのでしょうか。
実際に新卒1年目で仕事を辞めた人の体験談も交えながら、辞めたいと思う原因などを深掘りしていこうと思います。
オイトマスタッフ
- 新卒女性が辞めたいと思う原因
- 仕事を辞めたい新卒女性の解決策
- 新卒で仕事を辞めた女性の体験談
【前提】1年で会社を辞めるのは迷惑ではない!
今後ずっと働いていこうと決めた会社に入社後、仕事を始めてみたものの自分の想像していたものとは違い、頑張ってみたものの最終的に退職を決意する人は珍しくはありません。
特に最近では同じ会社で長く働く傾向は減少傾向にあり、それまでの経験を通じてキャリアアップ転職を目指すといったことは当たり前になりつつあります。
たった一年しか働いていないのに辞めるのは迷惑なのでは?と考える方もいるかも知れませんが、退職は労働期間関係なく全ての労働者に与えられている権利です。
今の会社や職業が合わないと感じたままズルズルとやる気のない状態で仕事を続けられるよりかは、すぐに辞めた方が迷惑になりません。
新卒が1年で辞める割合は7人に1人
厚生労働省が発表した新卒就職社の離職率のデータによると、大学卒業をした人の離職率は1年目で約12%となっており、短大卒業者は約18%にも及びます。
平均すると7人に1人が一年目で退職を決断していることになります。
また、3年以内の離職率に関しては大学卒で約32%、短大卒では約42%とかなり多い割合を占めています。
この結果からもわかるように、一年目であっても会社を退職する人はそれなりに多く、自分で考えて判断したのであれば迷惑かどうかは気にする必要はありません。
新卒女性が辞めたいと思う原因を徹底解説します
平成24年度の大卒の新規卒業者を対象に厚生労働省が調査した『新規学卒者の離職状況』によると、入社後1年目の離職率は13.1%、同じく入社後3年目での離職率は32.3%という数字が出ています。
せっかく入社しても、全体の約30%もの新卒者が4年未満で退社するというデータが数字に出ています。
そこでこの記事では仕事を辞めたい新卒女性にフォーカスを当てていきます。
新卒女性が辞めたくなる理由とその解決策が分かる内容になっていますので、どうぞ最後までお付き合いください。
- 原因①:新人研修・新卒研修が辛い
- 原因②:人間関係に嫌気が刺す
- 原因③:自分の思い通りの仕事ができない
- 原因④:長時間労働など、体力的な負担が重い
- 原因⑤:パワハラ・セクハラが酷い
オイトマスタッフ
女性の多い職場で店舗責任者をしていた経験をもとにこの記事を執筆しました。
原因①:新人研修・新卒研修が辛い
Aさん
新卒女性が仕事を辞めたくなる原因の1つ目は新人研修です。新人研修は学生気分から社会人モードに切り替えるために厳しく設定されることが多いです。泊まり込みでの研修もよくあります。
筆者も体験したことがありますが1週間の泊まり込みの合宿研修でした。大声を出す体育会系のものや今までの人生を赤裸々に話す研修があったりと、自己啓発的な要素が強く含まれている研修だったので合わない人にはかなり厳しい内容でした。
新人研修のノリについていけなかったり、「この職場の人間関係なんだか自分と合わなそう」と研修で気付くこともあり得るでしょう。
原因②:人間関係に嫌気が刺す
Bさん
新しく務めた職場の雰囲気が悪いと新人は委縮してしまいますよね。
職場にはそれぞれ独特のムードや流れてる雰囲気、風土のようなものが存在します。「ありがとう」という言葉がけが多く、従業員同士が思いやりを持って働いている職場もあれば逆も然りです。
今回あなたが職場に馴染めなかったとしても、他の職場ではすぐに打ち解けられるかもしれません。転職するのであれば、人間関係がギクシャクしていないかどうか入社前に訪問をしてチェック出来れば理想的ですね。
入社してみて、どうにも自分が馴染めない人間関係だった場合は、大きなストレスに発展する前に部署異動や退職を考えたほうがいいです。
原因③:自分の思い通りの仕事ができない
Aさん
新卒で入社するとき、学生の頃から夢見ていた仕事に就く人もいるかと思います。
「こんな仕事、業務がしてみたい!」と期待に胸を膨らませて入社したのに、全然違う仕事を任されてしまったときあなたらどうしますか?
入社1年目はほぼ雑用をやらされたり、飛び込み営業をひたすらやらされたり。本来自分のやりたかった仕事とかけ離れていて、仕事へのモチベーションが急降下してしまうかもしれません。
そんな時は周りの先輩上司に話を聞いて、どれくらい経てば自分の望む仕事が任せてもらえそうか、どんなことで結果を出せばより早く自分の望む仕事が任せてもらえるようになるのかを聞きましょう。
もし、自分の想像をはるかに上回る下積み期間が存在するのであれば上司に打診するか、転職を検討してもいいかもしれません。
原因④:長時間労働など、体力的な負担が重い
Bさん
筆者の勤めていた花屋がまさにブラックな会社でした。朝の9時から夜の9時まで週6日勤務で残業代は不支給で今思うと労基に相談して残業代を後からでも請求すればよかったと思っています。
入社したばかりの新人社員は「とにかくこの仕事に慣れなきゃ」という思いが強くて、なかなか異を唱えづらいですが、すでにいる社員たちはその劣悪な環境に慣れ、麻痺しているのかもしれません。
もしあなたがその職場で頑張っていきたいのであれば大変言いにくいとは思いますが「会社のためを思って、、」と上司に提言をしてみてもいいかもしれません。
はっきり言って長時間労働はよろしくありません。直接言っても埒が明かない時は早めに労働基準局に相談しましょう。残業代などは退職後2年間は遡って請求することが出来るのでそちらも併せて相談するといいでしょう。
原因⑤:パワハラ・セクハラが酷い
Aさん
せっかく新しく務めた職場にパワハラやセクハラが横行してたら物凄く悲しい、もしくは憤りを覚えますよね。入社したばかりなのをいいことに、新人にターゲットを絞ってくる輩もいるのが現実です。
新人歓迎会という名を称して接待のようなことをさせられるのもセクハラに当たる場合があります。大きい会社であれば専用の窓口が用意されているので早めに相談しましょう。
専用の窓口がない場合は最寄りの法務局・地方法務局に連絡しましょう。法務局職員もしくは人権擁護委員に相談できます。
それでも望むような対応を会社がしてくれない場合は、早めに転職をしましょう。精神的にすり減ってしまう前に自分の心と体を守るのが一番の優先事項です。
仕事を辞めたい新卒女性の解決策をご紹介!
自分一人で悩み、もやもやした状態から抜け出せないループにはまってしまう事、ありますよね。そんな時はどういう手が有効なのか、気になりますよね。
方法はいくつかありますが今回は5つピックアップしました。さてそれでは、仕事を辞めたい新卒女性の悩みを解決する方法を5つピックアップしました。
- 解決策①:何のために会社にきて仕事をしているのか考える
- 解決策②:同僚・上司に相談する
- 解決策③:家族に相談する
- 解決策④:有給休暇を使って休む
- 解決策⑤:全て行ってダメなら退職しましょう
人間は根詰まると判断能力が鈍り、正常な判断が出来なくなります。リフレッシュすることがとても大切だと知っていましたか?
また、上手く他者の力も使いながら、自分本来のすっきりした気持ちで朝を迎えられるようにしましょう!
解決策①:何のために会社にきて仕事をしているのか考える
そもそもなぜこの会社に入ろうとしたかのキッカケを思い出せますか?つまらない仕事を惰性でこなし忙しい日々に流され、本来の目的や目標を忘れてはいませんか?
今一度立ち止まる時間を作しましょう。紙とペンを出し、なぜこの会社に入ったのか書き出してみましょう。人間の悩みは頭の中だけで考えるより、紙に書き出すことで圧倒的に整理しやすくなります。
・仕事を始めたきっかけ・この仕事を選んだ理由・達成したい目標。どんな切り口でもいいです、思いついたことをどんどん書き出しましょう。
スキルアップが狙いの方もいれば、お給料や待遇の良さに惹かれた方もいるかもしれません。その先に思い描いた自分の理想は何だったでしょうか?
自分の軸がぶれてしまっているときはそもそも自分はなぜ会社に来て仕事をしているのか、原点を思い出して、丁寧に自分と向き合ってみましょう。
解決策②:同僚・上司に相談する
悩み事があるとき、大体の人がするのは他社への相談だと思います。第三者の意見を聞くと、自分の視野が狭まっていたことに気付けたり、自分にはない角度からの視点でアドバイスがもらえますね。
そこで、誰に相談するかが重要になってきますが、まずは何と言っても同じ職場で働く同僚や上司に話を聞いてもらいましょう。
同じ職場で働く人に話を聞いてもらうことで、もしかしたら同じような悩みを抱えていたことが分かるかもしれません。もしあなたが人間関係に悩んでいるのなら、同僚が間に入って仲を取り持ってくれる可能性もあります。
上司に相談する場合は上司はすでに経験済みの悩みかもしれません。より、スピーディーに悩みが解決するアドバイスが貰えるかもしれません。
自分一人ではぐるぐると同じところを回っていた考えが第三者からの意見を聞いて解決の糸口が見つかるかもしれませんね。
解決策③:家族に相談する
職場の人に相談した場合のデメリットがあります。それは「辞めちゃいなよ!」と背中を押してくれる確率が低いことです。誰も同じ職場から人が去っていくのを喜ぶ人はいませんよね。
その点、家族であればフラットな目線からアドバイスをくれます。また、普段のあなたのことを一番近くで見てくれているのが家族です。
働く前と後で、あなたの様子に変化があったと、家族が気付いてくれているかもしれません。
心配をかけたくない気持ちがあるかもしれませんが、一度時間を設けて相談してみてはいかがでしょうか。もしかしたら家族の方も相談してくれるのを待っているかもしれません。
解決策④:有給休暇を使って休む
意外にお勧めなのが、思い切って有休休暇を取るという方法です。
人は悩んでいるとき、脳の機能が落ち、認知機能が低下します。つまり、悩み事がぐるぐる頭の中を回ってしまうという事です。
なので、一度仕事のことを頭の中から追い出して、手放しで休めるよう、3日以上の休みを取ることをお勧めします。休みを使って温泉に行ったり遠出をして心身ともにリフレッシュをしてみましょう。
もう少し長めの休みを取れる方は海外旅行もお勧めです。非日常を味わうとそれまで悩みだと思っていたことがちっぽけに感じたり、思い切った決断も不思議とできるようになります。
有給休暇は働く人の権利なので自分の未来と向き合うためにも有意義に使うことに越したことはありませんね。
解決策⑤:全て行ってダメなら退職しましょう
あらゆる手段を講じても、やはり辞めたい、、と思う場合の答えは一つです。退職しましょう。
長く悩むのは時間がもったいないです。仕事に真剣に向き合い、工夫し、頑張ってみても辞めたいのであればきっとそれはあなたに向いている仕事ではなかったのでしょう。
もし、退職を躊躇する理由の中に「直接退職を言い出しづらい」というのがあるのであれば「退職代行」というサービスの利用を検討しましょう。
退職代行とは退職を申し出ることが難しい方の代わりに会社と退職のやり取りを代わりに行ってくれるサービスです。退職代行という第三者を挟むことによって退職が滞りなく進みやすい傾向にあります。
自分で直接退職を申し出るのが精神的に辛いという方はぜひ利用を検討しましょう!
新卒で仕事を辞めた女性の体験談と末路をご紹介
ここまで読み進めて下さった方の中にはいよいよ退職を実行に移そうとされている方もいるのではないでしょうか。でもいざ、自分で退職しようと思っても周りに実行した人がいないとなかなか不安ですよね。
そこで今回、新卒入社した会社を1年目で退職した2名の方にインタビューをしました。
どのような業界、職種で退職をしたのか。いつから辞めたかったのか、転職してよかったこと等を聞きました。ぜひ参考になれば嬉しいです。
- 介護職・20代・5カ月で退職したA子さん
- 営業職・20代・6カ月で退職したA子さん
介護職・20代・5カ月で退職したA子さん
なぜ退職しましたか?
前の職場を辞めた理由は体力的にしんどかったからです。
介護の仕事は体力勝負だと聞いてはいましたが、その職場は慢性的に人不足で一人の受け持つ仕事量が半端なく多かったです。サービス残業を当たり前に全員がしていたのも理由の一つです。
いつから辞めたいと思っていましたか?
仕事のし過ぎでぎっくり腰になり、それでも休みを貰えなかったときに限界を感じました。
それでも辞めるのが申し訳なくて頑張って続けていましたがお世話になった先輩も辞めてしまって職場に頼れる人がいなくなってしまったのもキッカケとしては大きいです。
転職してよかったことはなんですか?
休日に友達と遊べるようになったことです。それまで休日は、ほぼ家で寝てるだけで、体を休ませることだけで一日が終わってしまっていました。
転職してからは残業もなく、有給も取りやすいので、オフの日に趣味でヨガに通い始めたり、友人とアフタヌーンティーをしたりと充実して過ごせています。
どんな職場が自分に合っていると思いますか?
体力が余りある方ではないと分かったので、自分にはあまり長時間、重労働ではない職場が合っていると思いました。
20代のうちは騙し騙し続けられたとしても、この先長く働けるビジョンが前職だと全く浮かばなかったので長く働ける職場で腰を据えて働きたいと思いました。
営業職・20代・6カ月で退職したA子さん
なぜ退職しましたか?
シンプルに営業が自分には合いませんでした。
営業先のお客様が必要ないと断られているのに、上司からは押しをもっと強く、何度も何度もアプローチしろと言われ、お客様と上司との板挟みになるのが辛かったです。
いつから辞めたいと思っていましたか?
割りと最初の方から自分には営業が合わないなと気付いていました。
自分なりのやり方を模索したのですが直属の上司がパワハラ気味で自分のやり方を押し付けてくるような人だったので途中からもう無理だなと思っていました。
営業部以外の部署に異動願を出しましたが新卒1年目だと移動は出来ないと言われ退職を決意しました。
転職してよかったことはなんですか?
転職して良かったことは、自分のやりたい仕事に就けたことです。また、職場の同僚や上司の雰囲気が良く、協力しながら働ける環境になりました。
前職ではわからないことがあっても聞きにくい、相談しずらい雰囲気だったので今の職場の人たちと働けて本当に幸せに感じます。あとは、営業など、自分に向いてない仕事をしなくていいのでストレスから解放されました。
どんな職場が自分に合っていると思いますか?
自分に合っている職場は、自分の思ってることを正直に言える職場だと思います。営業だと、本当のことであっても物を売るために嘘を言ったり、親切ではないことをしなくてはならなかったのが辛かったです。
自分がいいと思うものをいいと、お客様のためになると思うことをお勧めして、NOと思ったときはお客様にも正直にお断りできるような職場が自分には一番合ってると感じます。
新卒で仕事を辞めたほうが良いケース
新卒で仕事を辞めることは迷惑ではなく、7人に1人は転職しています。
ですが、次の仕事などが決まっているわけでもなく、ただ今の仕事が辛いから辞めたいと感じている方もいるかもしれません。
仕事が辛い場合、その内容によってすぐに辞めたほうがいいケースと辞めない方がいいケースがあります。
- ケース①パワハラやセクハラを受けていて精神的にきつい
- ケース②サービス残業が多く精神・肉体的に限界が来ている
- ケース③会社の経営が傾いており改善が見込めない
これらのケースについて解説していきます。
ケース①パワハラやセクハラを受けていて精神的にきつい
新卒で一年以内であってもすぐに辞めたほうが良いケース1つ目が、職場でセクハラやパワハラを受けていて精神的にきつい場合です。
悪いのは加害者側であり、本来ならばあなたは辞める必要がないのですが、周りが気づいていない場合や黙認している時は会社側に責任を認めさせるのは簡単ではなく、すぐにできるものではありません。
それでも弁護士などに依頼して、訴える体力があれば辞める必要は全く無いのですが、体力的にも精神的にも辛く潰れそうであれば無理をせず切り替えて次の会社を見つけたほうが良いと言えます。
そのまま無理を続けていると、パニック障害や適応障害、うつ病などを発症する可能性があり重症化するとその後の人生に大きな悪影響を及ぼしてします可能性もあります。
ケース②サービス残業が多く精神・肉体的に限界が来ている
2つ目が残業などにより精神的にも肉体的にも限界を迎えている場合です。
1つ目のパワハラやセクハラと同じであり、本来であれば会社側が改善をするべきなのですが、すぐに改善される可能性は低いと言えます。
また、そのまま働き続けることで体調を崩してしまい長期的な療養が必要となったりして、今後の人生に悪影響を与えてしまいかねません。
繁忙期や入社してからの期間など関係なく、限界を超える前に辞めてしまうのが最善と言えます。
すでに限界を迎えており、自分では動きたくなかったり出勤をしたくないといった場合は退職代行の利用をおすすめします。
ケース③会社の経営が傾いており改善が見込めない
3つ目のケースが会社の経営状態です、入社したものの会社の業績が悪く倒産の可能性がある場合などは退職を検討しましょう。
一時的に業績が落ちているのであれば、全社員で立て直す必要がありますが、倒産寸前などまで頑張りすぎると残業代が未払いとなったり、最悪の場合給料が支払われないといったトラブルに巻き込まれる可能性があります。
また、急に倒産する可能性もあり、そのような場合すぐに転職先を見つける必要がでてきてしまい、最適な就職先をゆっくりと探している時間がありません。
業績がどこまで落ちているのか、深刻度合いがわからないといった場合はすぐに辞める必要はありませんが、少しずつでも並行して転職活動を進めておくといいでしょう。
新卒で仕事を辞めないほうが良いケース
新卒で入社したばかりであっても仕事を辞めたほうが良いケースについて解説してきました。
その一方で会社を辞めないほうがいいケースもあります。
- ケース①環境に恵まれており自己成長の機会が多い
- ケース②転職先が見つかっていない
- ケース③一時の感情に任せて辞めようとしている
これらのケースについて解説していきます。
ケース①環境に恵まれており自己成長の機会が多い
仕事をしていて労働環境に不満は特になく、会社でまだまだ自分を成長させられるというのであれば、すぐに辞めるべきではありません。
このような場合、会社の給料などに不満を持っていることがほとんどなのですが、辞めたからといって大きく改善するわけではありません。
まずは今の会社で働きながら経験を積み、資格などを取得しキャリアアップとしての転職ができるようになってから退職するのがおすすめです。
経験を積まないうちから辞めてしまっては、いつまで経っても目指す業界で成長することができません。
ケース②転職先が見つかっていない
2つ目が転職先が見つかっていない場合です。
これに関しては、辞めた方がいいケースで紹介したように精神的や身体的に限界を迎えており、このままでは悪化する危険性がある場合は退職することを優先しましょう。
ただし、そこまで限界を迎えておらず、転職先が決まっていないのであれば、まずは次の会社を見つけたから辞めるようにしましょう。
辞めてから見つけようとする人がいますが、理想の会社は見つけようとしてすぐに見つかるものではありません。
転職活動に時間がかかってしまった場合、生活費などの負担が大きくなりゆとりをもって決めることができなくなってしまいます。
ケース③一時の感情に任せて辞めようとしている
新卒で会社を辞めたことで失敗したり後悔する一番多い理由がこの「一時的な感情での退職」です。
先輩や上司に怒られたり、ミスをしてしまって落ち込んでいる時に逃げ出したいからという理由で退職を考える人がいます。
ですが、一時的な感情で退社したとしても問題が解決することはありません。
怒られたりミスをすることはどこの会社でもあることです。
怒られたことがきっかけで、パワハラやセクハラが始まった場合などは退職を検討すべきですが、基本的に転職は繰り返すほど不利な状況になります。
ちょっとした問題で簡単に辞めるのはおすすめしません。
退職代行を使えば会社と連絡を取ることなく辞められる!
新卒で退職の意思を伝えにくい場合や、伝えたのに怒られたり引き止められて困っている場合、退職代行サービスがおすすめです。
退職代行サービスとは、名前の通りあなたの代わりに退職に関する作業全てを進めてくれるサービスであり、全く負担なく最短で会社を辞めることができます。
また、身体的や精神的に限界を迎えており何らかの病気を発症している場合などは、即日での退職も可能です。
依頼後は途中で上司と話したりする必要はなく、出勤しないまま辞められます。
依頼後に連絡などが来たとしても応答する必要は一切ありません。
はじめての依頼であり、自分の場合はどのような退職となるのかなど不安な場合も、無料相談で事前に悩みを話すことができます。
退職代行を使って会社を辞めるまでの流れ
退職代行業者を使って会社を辞める場合の流れを今回は退職代行業者OITOMAを例に解説していきます。
どの業者であっても基本的にこのような流れで進んでいきます。
仕事を辞めたい新卒女性向け!1年目で辞めるのは甘え?末路も併せて紹介まとめ
いかがでしたでしょうか。新卒1年目で仕事を辞めるのはとても勇気がいることですが、心や体を壊す前に一度自分と真剣に向き合い、必要であれば退職、転職をしましょう。
ストレス社会の現代では10人に1人がうつ病になると言われています。他人ごとではない数字ですね。
仕事や人間関係のストレスから精神を病んでしまうと回復するのに想像以上の時間がかかります。
耐えられるストレスは人を強くしますが、我慢してもどうにもならないほど仕事が苦痛なのであれば無理に耐えるのではなく潔く仕事を辞めましょう。
自分の口から直接退職を言い出しづらいのであれば、最近使っている方も増えてきている退職代行サービスの使用も検討しましょう。
一日も早くあなたの気持ちが晴れることを願っております。