ボーナス支給の翌日に退職は可能?返還要求はないのかも併せて解説!

ボーナス支給の翌日に退職は可能?返還要求はないのかも併せて解説!

退職希望のAさん

すぐ辞めたら、ボーナス返せ!って言われない?

退職希望のBさん

辞める人にボーナスはもらえない?

ボーナスは毎月の給料と違って大きな金額なので、もらうかもらわないかで経済面が大きく変わってきます。

ボーナスはとても魅力的です。しかしわからないことも多く、退職に踏み切れないと悩みを抱えている人も多いでしょう。

この記事はボーナスをもらった翌日に退職できるのか、退職のときの注意点やベストタイミングなどをまとめて解説していきます。

ボーナス支給日の翌日に退職はできる?

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目次

結論:ボーナス支給日の翌日に退職することは可能!

結論:ボーナス支給日の翌日に退職することは可能!

先に結論からお伝えすると、ボーナス支給日の翌日に退職することは可能です。ボーナスには査定期間と支給時期が別に設定されており、一般的な会社では以下のようになります。

査定期間 ボーナス支給月
10月~3 7
4月~9 12

例えば6月10日がボーナスの支給日の場合、6月11日退職なら6月10日も会社に在籍していることになるので10月~3月分のボーナスがもらえるでしょう。

ただし会社によっては、退職予定者のボーナスを減額する規定を定めている場合もあります。というのもボーナスは給料と同じ「賃金」の一つですが、以下のような意味合いも持っているからです。

  • 会社への貢献に対する報奨
  • 会社の利益の分配
  • 将来の貢献に対する期待

退職する人には将来の期待ができません。ボーナスに「将来の貢献に対する期待」の意味合いを強く込めている会社ほど、減額される傾向があるといえそうです。

ボーナスをもらって辞めた後に返還要求があっても応じる義務はない

ボーナスをもらって退職した後に会社から「返せ!」と言われても、返還する義務はありません。なぜなら会社が一度支給したボーナスを強制的に返還させることは、法律違反になるからです。

仮に会社が「就業規定に書いてある!」と規定を見せつけてきたとしても、それこそが労働基準法違反になります。

使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない。(労働基準法第16条)
引用元:e-Gov法令 https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=322AC0000000049

例えば会社の就業規則に「ボーナス支給日から2ヶ月以内に退職した場合、ボーナスを全額返還しなくてはならない」と定められていた場合、一定の期間内の退職に対して「違約金」が発生していることになります。

「違約金を払わなければ退職できない」という規則は法律で認められないので、退職後に会社からボーナスの返還要求があっても応じる必要はありません。

ボーナス支給の翌日に退職する際の注意点

ボーナス支給の翌日に退職する際の注意点

ボーナス支給の翌日に退職する際には、注意したいことが4つあります。

ボーナス支給の翌日に退職する際の注意点
  • 退職前にボーナスの支給規定を確認する
  • ボーナスの査定期間中は転職活動をしていることを伝えない
  • 退職の意志は出来るだけボーナス支給後に伝えるようにする
  • 有給が余っている場合は退職前に消化する

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先にも述べましたがボーナス支給日よりも前に会社に退職のことを知られてしまうと、ボーナスが満額支給されなくなることもあります。

退職前にボーナスの支給規定を確認する

ボーナスをもらった翌日に退職しようと考えているなら、あらかじめボーナスの支給規定を確認しておきましょう。

ボーナスは賃金の一つですが、給料とは別の支給規定が定められています。支給規定は会社によって違うので、確認しておかなくてはいけません。

確認しておくポイントは、おもに以下の5つです。

ボーナスの支給規定の確認ポイント
  • ボーナス支給の査定期間
  • ボーナスの支給額
  • ボーナスが支給される時期
  • 支給日在籍条項の有無
  • 退職予定者に対する規定

例えば「退職予定者のボーナスを減額すること」が定められていたとしましょう。もし先に確認できていれば、ボーナス支給日より先に退職を伝えるのを回避できるはずです。しかし確認していないと、ボーナスの金額を損することになります。

ボーナスの支給日に在籍していることが受取条件の会社が多い

ボーナスの支給規定は、会社によって異なります。しかしどの会社でも「支給日在籍条項」が定められていることがほとんどです。

支給日在籍条項があるとボーナス支給日に在籍していない場合、ボーナスを受け取ることができません。

退職希望のAさん

ボーナス支給日にいないと、ボーナスがもらえないのは当たり前だと思っていました

退職代行オイトマスタッフオイトマスタッフ

実は支給日在籍条項のない場合は、ボーナス査定期間に在籍していればボーナスを満額受け取ることが可能です

支給日在籍条項は就業規定に記載されていますので、一日も早く辞めたいと考えているならぜひ確認してみてください。

可能性は少ないですが、「支給日に在籍していなければ、ボーナスはもらえない」といった記載がないかもしれません。

ボーナスの査定期間中は転職活動をしていることを伝えない

ボーナスの査定期間中には、転職活動は内緒で進めましょう。「退職します」とはっきり会社に伝えていなくても、どこからか上司の耳に入ることもあります。

もし上司から「会社辞めるの?」と聞かれたら、嘘をつくわけにはいかないですよね。その会社で「退職予定者のボーナスを減額する」規定があれば、ボーナスを満額もらえません。

また減額の規定がなくても「ボーナスをもらうだけもらって辞めるつもりだった」ことが職場中に広まって、退職まで気まずい思いをすることもあります。

さらに上司が直接聞いてこなかったとしても、「退職予定があるのに、わかっていた時点で会社に伝えていなかった」ことがバレてしまった場合、例外的にボーナスの一部を返還する義務が発生することもあります。

実際平成8年6月28日に東京地裁では、支給済みのボーナスの2割を会社に返還する判決が出ているので注意が必要です。(ベネッセコーポレーション事件)

退職の意志は出来るだけボーナス支給後に伝えるようにする

退職の意志はできるだけボーナス支給後に伝えるようにしましょう。

退職を先に伝えていると、ボーナスが全額もらえない会社もあるようです。

ボーナスを渡さなくて済むように、退職日をボーナス支給日前にされるケースもあります。次に会社側の意見も見てみましょう。

「普段から頑張っていない社員や、これから会社で働いてくれない社員にボーナスをあげたくない」と考えている会社も少なくありません。

ボーナスをもらうまで、会社に退職の意志を悟らせないように注意してください。

またボーナスをもらった翌日に退職しようとすると「もらい逃げ」と思われるのはもちろん、「ボーナスもらったのだから、もう少し頑張ったら?」などと引き止められる可能性があります。

引き止められないようにするには、「そういう事情なら仕方ないね」と上司に納得してもらえるような退職理由が必要です。

しかしボーナスをもらった翌日に、上司を納得させられるような退職理由を見つけるのはなかなか難しいでしょう。

例えば「体調不良」は受け入れてもらいやすい退職理由です。しかしボーナス支給の翌日に「体調が悪いので仕事を続けられない」と言っても、信じてもらえそうにないですよね。

もしご自身で退職する自信がない場合は、退職代行の利用を検討してみてください。退職代行を利用すれば、ボーナス支給の翌日でも上司や会社と連絡を取らずにスムーズに退職できます。

有給が余っている場合は退職前に消化する

有給の取得は労働者の権利なので、社員が「有給を取ります」といったときに会社が拒否することは原則できません。

ボーナスをもらった翌日に退職をするための上手な有給消化は、2パターンあります。

ボーナスをもらった翌日に退職するための上手な有休の使い方
  • ボーナスをもらう日までに計画的に消化する
  • ボーナスをもらって退職を伝えてからまとめて消化する

一つ目の方法は退職を伝えずに有給を消化する方法です。繁忙期を避けて少しずつ消化するようにすれば、上司に怪しまれずに有給を使い切ることができます。

もう一つは、退職を伝えた翌日から退職日までの間にまとめて有給消化する方法です。こちらの方法は、ボーナスをもらった翌日に完全退職できるわけではありません。

しかし有休中であれば出社する必要はないので、実質的に「ボーナスをもらった翌日に退職」することができます。

ボーナスの支給後に退職する場合のベストタイミング

ボーナスの支給後に退職する場合のベストタイミング

ボーナスをもらった翌日に退職することは可能です。しかし退職のベストタイミングとは言えません。

ボーナスをもらった翌日の退職は突然辞めることになるので、職場の仲間たちに「非常識」「もらい逃げ」など、いい印象は持たれないでしょう。

また会社によってはボーナス支給前に「ボーナスをもらってから退職するつもり」なのがバレると、ボーナスを減額されるかもしれません。ボーナスの支給後に退職する場合のベストタイミングは2つあります。

ボーナスの支給後に退職する場合のベストタイミング
  • 夏のボーナスを受け取りたい人は8月退職がベスト
  • 冬のボーナスを受け取りたい人は1月退職がベスト

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ボーナスの支給後に退職する場合のベストタイミング

ベストタイミングで退職できれば、新しい会社のボーナスをもらうチャンスもあります。

夏のボーナスを受け取りたい人は8月退職がベスト

夏のボーナスは、7月の上旬の7月5~15日の間に支給されるのが一般的です。そのため夏のボーナスを受け取りたい人は7月以降に退職するのがいいでしょう。

さらにできることなら、次の会社でもボーナスを受け取りたいですよね。夏のボーナスをもらうときのベストなスケジュールは以下になります。

5 転職活動
6 内定
7 ☆夏のボーナス支給

(公務員は630日、一般企業は7515日)

退職の交渉

引継ぎ

8 有給消化

8月末退職

9 入社(可能な限り月初)

4月~9月まで冬のボーナスの査定期間)

10  
11  
12 ☆冬のボーナス支給9月分)

このスケジュール通りに進めば退職を伝えてから1ヶ月ほど引継ぎの期間を作ることができるので、職場の人にほとんど迷惑を掛けずに退職することができます。

また満額ではありませんが、次の会社で入社月の「9月分の冬のボーナス」を受け取ることも可能です。

冬のボーナスを受け取りたい人は1月退職がベスト

冬のボーナスは、一般的に12月5~15日に支給されます。冬の退職のベストタイミングは1月です。

10 転職活動
11 内定
12 冬のボーナス支給

(公務員は1210日、一般企業は12515日)

退職の交渉

引継ぎ

1 有給消化

1月末退職

2 入社(可能な限り月初)

 

3 10月~3月まで冬のボーナスの査定期間)
4  
5  
6月  
7 夏のボーナス支給23月分)

スケジュール通りなら夏よりも冬のボーナスをもらってから退職したほうが、1ヶ月分多く次のボーナスをもらえる可能性があります。

ボーナス支給日の翌日に退職する際の流れ

ボーナス支給日の翌日に退職する際の流れ

ボーナス支給日の翌日に退職するときは、通常何日かかけて行う退職の手続きをほとんど1日で終えてしまいます。

また手続きに漏れがあると、退職してから会社に呼び出されるこかもしれません。そのような失敗のないように、退職する流れについてご説明します。

STEP.1
事前準備・引き継ぎ
就業規則でボーナスの支給規定を確認します。「退職予定者のボーナスを減額する規定」がある場合は、ボーナスをもらうまで退職することがバレないように注意してください。
また有給が残っているなら、少しずつ消化しておくようにしましょう。さらに引継ぎも大切です。退職を内緒にしているので引継ぎは公然とするのは難しいですが、後輩に少しずつ自分の業務を説明したり引き継ぎ書を作成したりして職場にかける迷惑を軽減しておきましょう。
STEP.2
退職の意志を伝える
ボーナス支給日の翌日に退職の意志を伝えます。会社の合意を得られれば、即日でも退職可能です。会社に納得してもらえる退職理由を用意しましょう。
STEP.3
退職届の提出
退職届を直属の上司に提出しましょう。退職日は今日の日付になります。
STEP.4
荷物の整理
貸与物や私物の入っているロッカーなどを整理し、何も残らないようにしましょう。また貸与物の返却漏れにも要注意です。会社からの貸与品を返却し忘れていると、業務上横領を疑われる可能性もあります。
STEP.5
退職完了
退職手続きに必要な書類を提出し、退職は完了です。

ボーナス支給日の翌日に退職した人の体験談

ボーナス支給日の翌日に退職した人の体験談

ボーナスをもらってすぐに退職した人とボーナスまで待てなかった人は、それぞれどのような体験をしているのでしょうか?ここでは20代のお二人の方の体験談をご紹介したいと思います。

ボーナス支給日の翌日に退職した人の体験談
  • ボーナスをもらってすぐ辞めた20代女性
  • ボーナスまで待てずに退職した20代男性

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ボーナスをもらってすぐ辞めた20代女性

ボーナスをもらってすぐ辞めた
さえさん

年齢:20代
私はかなり計画的に退職しました。まずは就業規則のチェック。就業規則によるとうちの会社はボーナス支給日まで在籍していないとボーナスがもらえない、しかも支給日より先に退職が知れたら、ボーナスが30%カットされることがわかりました。そこまでわかったものの、ボーナスをもらった次の日にすぐ辞められるような退職理由が思い浮かばなくて行き詰まり、自力での退職は断念。退職代行に頼ることにしました。
退職代行に事情を伝えると、「ボーナス支給日の翌日からもう出社しなくてもいい」と言ってもらえました。退職当日、本当にうまくいくのか不安だったけど、会社から「ボーナス返せ!」とも言われなかったし、それどころか退職金がもらえることになりました。退職代行に3万円くらいかかったけど、かえって得した気分です。

ボーナスまで待てずに退職した20代男性

ボーナスまで待てずに退職した
まさしさん

年齢:20代
勤続年数:3年半
僕の会社は給料もボーナスも普通よりいい会社で「退職するときは貰うもの貰ってから退職しないと後悔するよ!」と、周囲から言われていました。
入社3年目からきた新しい上司は自分の言うとおりになんでもしたがる人で、意見を言う部下には無理な仕事量を押し付けたり雑用ばかりさせたりしていました。僕も毎日ひどいパワハラを受けて、体調を崩しがちになりました。ある日病院に行くと心療内科に回され、「うつ病」と診断されました。今の状況を医師に相談すると退職を勧められ、僕も「そのしよう」と思いました。すぐに会社に事情を伝えると、上司はあっさりその日の退職を認めてくれました。僕のことがそんなに嫌だったのかな。
冷静に考えると、後数日ボーナス支給を待ってから退職したほうがよかったと後悔しています。今は治療に専念していますが、働いていないので将来が少し不安です。

ボーナスをもらった翌日に退職するメリット・デメリット

ボーナス支給日の翌日に退職する際の流れ

最後にボーナス支給日の翌日に退職した時の「メリット」と「デメリット」をまとめておきましょう。

ボーナスをもらった翌日に退職するメリット

  • 経済面で余裕ができる
  • ボーナスを転職活動費として利用できる
  • もらったボーナスは返還しなくていい

ボーナスをもらった翌日に退職するデメリット

  • もらい逃げと思われるので円満退職は難しい
  • 次のボーナスがもらえない可能性がある
  • ボーナスが支給される7月前後は求人が少ない

ボーナスをもらった翌日に退職すると経済面で余裕ができるので、焦って転職する必要がありません。ただし、夏のボーナスをもらって退職する7月前後は求人が少ない時期です。

ボーナスを重視して退職・転職をするなら、夏よりも冬のボーナスをもらってから退職したほうがいいかもしれません。

ボーナス支給の翌日に退職は可能?まとめ

ボーナス支給の翌日に退職は可能?まとめ

ボーナス支給日の翌日に退職するのは、可能です。ただしボーナス支給日前に会社に「退職すること」がわかってしまうと、ボーナスが減額されたり退職日をボーナス支給日前に設定されたりすることがあります。

ボーナスをもらってから退職したいなら、ボーナスが支給されるまで退職を伝えないようにしましょう。

また即日退職を上司に納得させられるような退職理由が思い浮かばない人もいるはずです。そのようなときは退職代行を頼ってください。

退職代行を利用すればボーナス支給日の翌日でも、トラブルなくスムーズに退職できます。

著者情報

労働環境が悪い営業会社を退職代行で辞めた後、Webマーケティング会社に3年勤務。その後、2021年に株式会社5coreを創業する。中小企業向けに格安のSEOのコンサルティングを行いながら、自身の経験を活かして、退職代行OITOMAを立ち上げる。現在、累計で3000名以上の退職支援を行う。

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