Aさん
Bさん
最近メディアで話題となり利用者が急増している退職代行ですが、その利用者を「クズ」や「卑怯者」と批判する声も多く、利用することをためらってしまうという方もいるかもしれません。
結論から言うと、退職代行を使うことは決してクズではありません。
それではなぜ、退職代行を使うことがクズだと言われるのでしょうか?
この記事を読めば、退職代行を使うことがクズだと言われる理由、退職代行を使うことが
クズではない理由がわかるはずです。
退職代行を使うことがクズだという評判を聞いて、退職代行を使うか迷っている・ためらっていると言う方は
ぜひ最後までお読みください。
- 結論:退職代行を使うことはクズではない
- 理由:退職代行を使わないと辞められない会社側に問題があるから
- 一部ではあるが退職代行の利用は無責任と考える人もいる
- 退職代行業者を使うと、会社を即日辞めることが出来る
結論:退職代行を使うのはクズではない!
Bさん
結論、退職代行を使うことは、決してクズなことではありません。
退職代行はれっきとした代行サービスであり、今では多くの人が利用しています。
退職代行を利用すること自体、法律違反には当たらないので安心してください。
たとえ会社に迷惑がかかるとしても、人手不足は会社側の責任なので気にする必要はありません。
退職代行の利用がクズではない理由
これまで、退職代行の利用がクズと言われる理由について見ていきましたが、次に退職代行の利用がクズではない理由について見ていきたいと思います。
退職代行の利用がクズではない理由は下記の4つです。
- キャリアを無駄にせずに済む
- 仕事をバックレるよりマシ
- 健康が一番
- 会社側にも問題がある
- 退職は労働者の権利
①キャリアを無駄にせずに済む
退職代行がクズではない理由1つ目は、キャリアを無駄にせずに済むです。
仕事を辞めれない男性
本当はやめたいけどもう少し続けた方がいいのかな…
こんなふうに悩んでいて、会社を辞められない人もいるかもしれません。
しかしながら、もし残業が多い、給料が少ない、パワハラがある、スキルが身につかないといった環境で働いているのであれば、ご自身の貴重な「時間」を無駄にしている可能性があります。
特に若い方にとっての今は今後のキャリアを左右するため、早く決断することがとても重要になってきます。
退職代行を使えば、辞めづらい状況でもすぐに辞めることができるのでキャリアを無駄にせずに済むのです。
②仕事をバックレるよりマシ
退職代行がクズではない理由2つ目は、仕事をバックレることなく会社を辞めることができるです。
2chの開設者であるひろゆきさんも退職代行を使って会社を辞めることについて触れています。
- 退職代行を使おうがバックレようがクズだと言われる
→辞めてほしくない人が辞めたら、それに対して文句を言う人は必ずいる - 会社を辞めるのは個人の権利で法律上何も問題はない
→退職代行は会社を辞める手段の一つ - バックレより退職代行の方がよっぽどマシ
→連絡がないと会社に余計に迷惑がかかる
会社側からすると急に連絡が取れなくなって仕事を辞められるより、退職代行を使って退職の意思を伝えられた方が余計な迷惑を被らずに済みます。
たしかに、会社側は面識のない人から社員の退職を知らされるので最初は困惑するかもしれません。
しかし、退職代行業者を通して貸与品の返却や必要な書類の手続きをすることができるので、結果的に会社にもメリットが生じるのです。
③健康が一番
退職代行がクズではない理由3つ目は、健康が一番だからです。
仕事によるストレスでうつ病などを発症したり、精神的に病んでしまうなど心の健康が保てていない状況で仕事を続けていると、うつ病が長引いたり自殺してしまうなど最悪のケースに陥る場合があります。
退職代行を使えば精神的に病んでいて自分から退職を申し出るのが難しい場合でも、代わりに退職の手続きを行なってくれます。
自分の健康や命を守るためにも、退職代行を使って仕事を辞めることは正当な判断と言えるでしょう。
④会社側にも問題がある
退職代行がクズではない理由4つ目は、会社側にも問題がある可能性があるからです。
退職代行の利用が批判される際、多くの場合で従業員側が非難の的となります。しかし、退職代行を使われる会社にも問題がある可能性が高いです。
親身になって退職の相談に乗ってくれたり、従業員の意思を尊重してくれる職場であれば、退職代行を使わなくても自分で退職の意思を伝えることができるはずだからです。
パワハラがあったり、いじめがあるなど会社側に問題がある場合では、退職を自ら申し出ることは困難になります。
また、退職を申し出たとしても辞めさせてもらえない場合もあり、一概に従業員側に非難が集まるのは会社側の問題点を蔑ろにしてしまっていると言えるでしょう。
⑤退職は労働者の権利
退職代行がクズではない理由5つ目は、退職は労働者の権利だからです。
退職は、労働者の一方的な意思表示により効力が発生しますので、特に会社の承認は必要としません。民法では期間の定めのない雇用契約については、解約の申し入れ後、2週間(但し、月給制の場合は、当該賃金計算期間の前半に申し入れて下さい。)で終了することとなっており、会社の同意がなければ退職できないというものではありません(民法第627条)。
出典:福岡労働局
退職をすることは労働者の自由であって、基本的に会社側が退職を拒否することはできません。そのため、退職の手段として退職代行を利用することは何も問題はありません。
ただし、民法によって2週間前に退職を申し出なければならないと規定が定められており、この規定にのっとって退職を行う必要があるとされています。
「じゃあ、すぐに会社を辞めることができないの?」と思われる方もいるかもしれませんが、退職まで欠勤扱いにしてもらうか、退職までの期間有給休暇を使えば、次の日から会社に行く必要はないのであまり心配する必要はありません。
とにかく、退職は労働者の権利である以上、第三者によって退職が妨げられることは認められていないのです。
退職代行の利用がクズだと言われる理由
次に、退職代行の利用を「クズ」や「卑怯」だと言う意見について見ていきたいと思います。
こういった批判は主に会社側の立場に立つ人から寄せられるものですが、以下の内容を見ればなぜ彼らが批判的な意見を述べるのかがお分かりいただけると思います。
退職代行の利用がクズと言われる理由は下記の4つです。
- 退職代行を使って急に辞めるのは無責任
- 退職代行を使うのはモラルがない
- お世話になった会社への恩がない
- 退職後の人手不足などについて全く考えていない
①退職代行を使って急に辞めるのは無責任
上司
会社のみんなに迷惑がかかるのに無責任だと思わないのか!
退職代行の利用に対する反対意見の中で最も多いのが、無責任だからという意見です。
退職代行を批判する人の中には退職代行を使って会社を辞めることは無責任であると考える人が少なからずいます。
しかしながら、こういった意見を持つ方は退職代行を使わずに辞めたとしても「無責任だ」と言うに違いありません。
あくまで退職代行は退職の手段の一つであって、退職代行を使う=無責任ということにはならないのです。
また、人手不足で困る・会社に迷惑がかかるというのは会社側の責任であって社員の責任ではありませんので、会社の体制に改善の余地があると言えます。
②退職代行を使うのはモラルがない
上司
モラルがなさすぎる!
退職代行を使って辞めるなんてモラルがないという意見もあります。
確かに、退職を本人の口から伝えないのはモラルがないという人の気持ちもわからなくはないですが、それ以前に問題なのは直接退職を伝えることのできない職場の環境であると言えます。
モラルがないと言う人たちはこういった問題点を棚に上げている場合が多いので、モラルやマナーを引き合いに出す前に会社の問題点に向き合う必要があると言えるでしょう。
③お世話になった会社への恩がない
上司
誰がお前のことを育ててやったと思ってるんだ!
退職代行を使って辞めることに対して、会社への恩がないという意見もあります。
もちろん、直接会社と話し合った上で退職することは理想の退職の仕方です。
しかし、本当に社員が会社に恩を感じているのであれば、退職代行を利用せずに直接退職を伝えるはずです。
退職代行を利用する方の多くは、会社に不満を感じていたり、退職のしづらさを感じているものです。
退職代行を使われた会社は、退職をした人を非難するよりも、本当に恩を感じることのできる社内の体制やあり方を作っていく方が今後の会社のためになるでしょう。
退職代行がクズと言われるのは、あくまで会社側の人の意見。自分の気持ちを大事にしよう。
④退職後の人手不足などについて全く考えていない
よく会社を辞めれない理由として聞くのが「自分が辞めたらまわらなくなって周りに迷惑を掛ける」というものです。
確かに急に辞められたりすると、周りの社員がフォローする必要があり負担が増えるのは事実です。
ですが、たった一人抜けたくらいで現場が回らず全体に支障が出るほどギリギリの状態で回しているのは会社側の責任です。
あなたに責任は全くありません。
もしも仮に「周りのことを全て考えて」と言ってくるような人がいるのであれば、基本的に相手にする必要はありません。
退職すると決めたのであれば、自分を最優先に考えましょう。
全員から良く思われながら退職することは難しい
忙しい中会社を辞めるとなると、周りからはいろんな意見が聞こえてきます。
「お前が決めたことなんやったら応援する」
「仕方ないよね、頑張って!」
「こんなことで辞めるなんてメンタル弱すぎ」
「ここを乗り越えられないなら他でも一緒」
上記で解説してきたように、辞めたことによる職場の負担などは会社側に負担がありますし、基本的に否定的な意見をしてくる人は自分の人生を生きていなかったり、嫉妬しやすいなどの特徴があり相手にする必要はありません。
このように人それぞれの意見があり、全員から良く思われることは難しく意味もありません。
多少否定的な意見があったとしても、自分で良く考えて決めたことなら迷わず行動しましょう。
退職代行を使うのはクズ?知恵袋での議論を覗いてみよう!
Bさん
退職代行に関する知恵袋での議論をご紹介します。
【質問者】
退職代行を使った時にありがちなことは何ですかね??【回答者】
(退職者)
払った費用がもったいないなあ、って痛感する(会社)
あいつは最後の最後までクズだった、という評価になる引用:Yahoo!知恵袋
【質問者】
高卒一年目社会人。会社を退職代行使って辞めようと思います。我ながらほんまに度胸なしのクズで最低の非常識っていうのは承知です。(中略)使った時に罪悪感、自己嫌悪に陥る事などありましたか?また使った後克服することは出来ましたか?
【回答者】
知人が利用しました。職場環境が悪化したからです。代行使ったからスムーズに退職して次の仕事に就寝出来ました。卑下する必要はないですよ。引用:Yahoo!知恵袋
退職代行を使うのはクズ?なんjでの議論を覗いてみよう!
Aさん
退職代行に関するなんjでの議論をご紹介します。
【退職代行利用者】
なんか何もなくて怖い
朝に会社に連絡したって一報だけでその後に電話とかも何も来てない
【周囲の人①】
そんなもんだよ
早く次探しな【周囲の人②】
じゃあ成功したんじゃねーか
【周囲の人③】
獲物が死んだか自分の目で確かめない奴は二流引用:投資ちゃんねる
【退職代行利用者】
マジで引き継ぎ0でやめられたわ
凄すぎないかあれ
【周囲の人①】
ワイ1部上場やけど3万ので済ませたぞ
トラブルなかった
【周囲の人②】
近い将来使うかもしれない
【周囲の人③】
最近はリピート割引もあるらしい引用:副業でお金を稼ぐ方法
そもそもなぜ退職代行を使う人が増えているのか?
退職代行は2017年ごろから、ブラック企業や企業の人手不足を背景に、会社を辞めたくてもやめられないという現代の労働者のニーズに応える形でサービスが始まりました。
その後、2018年にNHKの報道番組で取り上げられたことで急速に認知度が高まり、現在も利用者が増え続けています。
退職代行の利用者が増える背景には、こういった社会的背景をはじめとしたさまざまな社会的・環境的要因があります。
ここでは退職代行が増えている主な理由を4つ取り上げ、なぜ退職代行の利用者が増えているのかについて解説していきたいと思います。
①精神的・体力的に疲弊している
退職代行の利用者が増えている理由1つ目は、低賃金、長時間労働といった劣悪な労働環境下で精神的・肉体的に疲弊しているといったことが挙げられます。
現在の日本では、経済の低迷に伴い人件費の削減が行われ、低い給料で長時間労働を行わせるブラック企業が増えています。
4 人に 1 人が勤め先を「ブラック企業」と認識、
このうち 2 割強が「すぐにでも転職したい」
-所定外労働ありの男性正社員では、依然 1 割弱が 100 時間以上の長時間労働-
連合総研の調査では4人に1人が自分の勤め先の会社をブラック企業と認識しているとの調査結果が出ています。
退職代行を利用する人の中には、そういった労働環境で精神的にも体力的にも疲弊してしまい一刻も早く会社を辞めたいと思う人が多くいるのですね。
こういった人たちが、退職の手続きに割く気力がなかったり、仕事以外のことに手をつけられないという理由で退職代行を選択しているのです。
②会社が退職させてくれない
退職代行の利用者が増えている理由2つ目は、退職を言い出しても会社が退職させてくれないといったことが挙げられます。
ブラック企業やパワハラ上司がいる会社、人手不足の会社では、退職を申し出ても退職が認められないことが多くあります。
全員鬱になって辞めてくっていう。
しかも全然辞めさせてくれないから、何かと諦めてもらう理由作って、みんな電話で退職願いしてた。
もうなんか組織がブラックすぎて怖かったもん。
ある種の宗教みたいな。
小さいアパレル会社あるあるだけど。
今の会社もそっちタイプだからめちゃくちゃ怖い。
— RY☾ (@mrry19tkry19) November 8, 2021
退職を申し込んでも引き止められたり、嫌がらせをされたりと退職のハードルが高い会社に勤めている人たちが退職代行を利用するケースが多くあるようです。
このように、辞めると伝えても退職を認めてもらえないことが多く、退職代行を使って会社を辞める人が増えているのです。
③自分から退職を言い出せない
退職代行の利用者が増えている理由3つ目は、自分から退職を言い出せないということがあります。
退職代行サービスを初めて行った退職代行EXITの新野社長も退職代行を始めた理由の一つに、「辞めますという意見表明ができない人が多くいる」ことを挙げています。
Aさん
退職代行は、このような辞めると言えない人たちに向けたサービスであり、自分の代わりに会社に退職を伝えてほしいと思う人が多くいるために、利用者が増えているのです。
④仕事や会社に対する価値観の変化
退職代行の利用者が増えている理由4つ目は、仕事や会社に対する価値観の変化が挙げられます。
以前までは、会社への帰属意識があり、会社を自分の「居場所」や「ホーム」と考える人が多くいました。
しかしながら、若者の会社への帰属意識は年々低下しており、会社で働き続けたい・会社のために働きたいと思わなくなってきたのです。
また、かつての「会社を辞めるのは悪」「続けることが良いこと」という価値観も変化しており、自分に合わないと感じれば会社を辞めると考える人が多くなってきています。
こういった価値観の変化が、退職代行の利用者の増加に繋がっていると考えられます。
⑤ブラック企業で全く意見を聞いてもらえない
ブラック企業では、過酷な労働環境であることが多く基本的に長続きする人がいません。
そのため、いつでも人材不足の状態であることが多く、辞めるといっても会話を流されたり「今は忙しいから・・・」と意見を聞いてもらえません。
また、今は忙しいからと言われ我慢し続けたとしても、いつまでも何かしらの理由をつけていつまでも辞めれない状態が続きます。
このような場合は退職代行の利用が絶対におすすめだと言えます。
退職代行のメリット・デメリット一覧
退職代行のメリット・デメリットをご紹介します。
退職代行のメリット
- 即日退職できる
- 上司と関わらずに退職できる
- 強引な引き止めに遭う心配がない
- 有給休暇の申請がラクにできる
- 書類手続きの相談も可能
退職代行のデメリット
- 退職するのに費用がかかる
- 周りからの印象が悪くなる可能性が高い
- 狭い業界の場合、退職代行を利用したことがバレる可能性もゼロではない
退職代行にメリットデメリットがありますが、退職に悩んでいる方にはメリットの大きいサービスです。
上司と一切関わる必要はありませんし、即日退職させてもらえるので退職日まで気まずい空気の中仕事をする必要もありません。
気になる方はぜひ色んな業者を比較検討して、自身に合う業者を見つけてみてください。
退職代行を使った退職までの流れ
退職を変わりに行ってくれると聞くと、手順などが複雑で大変なのでは?と考える人もいますが、全くそのようなことはなく簡単に進めることができます。
今回は、退職代行「OITOMA」を例に利用の手順について説明していきます。
相談は電話だけでなくメールやLINEなどできるので、やり取りがしやすい方法で連絡してみましょう。
代わりに退職の意思などを伝えてくれるので出勤したりする必要はなく、途中の進歩状況も知ることができます。
退職が認められた後は、郵送にて貸与物と退職届を返却し退職が完了です。
その後、必要となる退職に関する書類に関しても送ってもらうことが可能であり、万が一送ってこない場合でも退職代行業者が代わりに連絡をしてくれます。
オイトマスタッフ

退職代行の利用でよくある質問
退職代行をはじめて利用するとなった場合、その後の転職に影響したり周りにバレたりするのが不安だという方もいます。
このような退職代行に関するよくある質問について詳しく解説していきます。
退職代行はその後の転職活動に影響しない?
退職代行に関しては、まだまだ一般的ではないため、上記で説明したように悪いイメージを持つ人もいます。
そのため、利用すると退職後の転職で不利になったりと影響があるのでは?と考える方がいますが、全くそのようなことはありません。
退職代行を利用したことは、親族も含め周りに情報が漏れることは一切なく連絡もありません。
転職先が同じ業種であったりして、たまたま前にいた会社から伝わるかもしれませんが、そもそも退職は当たり前の権利なので悪い影響はないと言えます。
家族や友達にバレない?
退職代行を利用し、退職する上で家族などに確認の電話などが入ることは一切ありません。
また、友達などに連絡が行くこともありません。
ただし、同じ職場で友達が働いている場合などは会社や上司を通じて退職代行の利用が伝わってしまう可能性はあります。
当然の権利とはいえ、突然の退職などで申し訳ないと感じている場合は事前に友達にだけ連絡するなどしておくと理解を得やすくなります。
退職代行に掛かる費用は?
退職代行の利用料金相場は約25,000円~5万円ほどが相場となっています。
退職代行と言っても依頼先には3種類あり、弁護士事務所や労働組合、民間企業となります。
上記で流れを説明した「退職代行OITOMA」の場合は労働組合運営で料金は税込24,000円です。
退職代行ができなかった場合、全額返金保証がついており、追加費用はかかりません。
OITOMAでは、依頼前の相談も無制限で受けることが可能です。
業者によっては相談に料金がかかったり、追加で費用がかかったりする恐れもあるので、事前に確認しておくようにしましょう。
退職代行を利用する場合の退職届の出し方は?
会社を辞める場合、提出しなければならないのが「退職届」です。
原則的に退職の14日前となっていますが、条文第628条ではやむを得ない事由がある時は直ちに契約の解除をすることができます。
そのため、辞められない事情が会社側にあったり、うつ病などになっている場合は即日で退社届を提出しても問題ありません。
基本的に出社して直接渡すのが理想なのですが、上司が引き止めたり受け取ってくれないといった場合には郵送で提出することが可能です。
弁護士などに相談している場合、退職代行のサポートと同じタイミングで代わりに提出してくれる場合もあります。
郵送で退職届を出す場合は「内容証明郵便」で必ず提出した証拠の残すようにしましょう。
実際に退職代行を利用した人の口コミについて
退職代行に関して詳しく解説してきましたが、周りに利用したことがない場合は
やはり不安に感じるのではないでしょうか。
ここでは実際に退職代行を利用した人の意見や口コミを紹介していきます。
退職代行に依頼しようか迷っている方は是非参考にしてみてください。
退職代行を利用して良かった
まず1つ目の口コミからです。
会社を辞めるのに、退職代行サービス利用してるんですが、その道のプロですら、唖然とするような対応を元上司がしたらしい。あっ、あたし、ほんと、即身仏様のいうとおり、非常手段使ってよかったわ。自分だけだったら、絶対に負けていたわ。(げっそり)
— VOID@黒い伝書鳩 (@BoukyakuVoid) January 29, 2020
忙しい職場などの場合、従業員が辞めてしまうと負担が増えるだけでなく、
上司の場合は評価も落ちてしまいます。
そのため、ブラックな企業などでは上記口コミのようにあらゆる理由や手段で、
辞めさせることを否定してきます。
ですが、よほどの理由がない限り従業員の退職の権利を否定することは不可能であり、
相手にする必要はありません。
話するだけ無駄なので、直接交渉をするのではなく退職代行のようなプロに任せるのが一番です。
罪悪感も3日すればなくなる
次に2つ目の口コミです。
退職代行使うなんて会社に迷惑かかるとか、引き継ぎしてないとか、社会人として最低の辞め方やなとか落ち込むかもしれないけど、そんなもん3日もすれば気にならなくなるよ
私は3日目の今朝胃が全然痛くないことに感動して退職代行使ってよかったと本当に思ってる。辞める会社のことなんか気にすんな!— おかもも|月収益3万円メンヘラブロガー (@okamomo_san) December 10, 2020
周りのことを気にしてる人こそ、上記の口コミの通り引継ぎや周りからの視線などを気にしてしまいがちです。
ですが、上記で解説したように一人辞めたくらいで影響が出るような職場は会社に問題があります。
本当に周りに迷惑をかけたくないのであれば多少の引き継ぎは裏でやっておく必要がありますが、
基本的に自分のことだけを考えるようにしましょう。
有休も使えて即日退職出来て最高だった
つぎは3つ目の口コミです。
やっぱり退職代行しか勝たんな
有休も使えて即日で辞めれるもんな
あー色々失敗した🤦♀️
お金出してでもそうすれば良かった
円満退職やらなんやらどーでもいいし…— ちょこ@美容看護師 (@7NlzgCGZ2nFoC7i) January 22, 2021
退職代行の特徴は、ほぼ間違いなく辞めれることだけではありません。
状況によっては即日で退職することが可能であり、有給が残っている場合
しっかりと残すことなく消化して辞めたりできます。
お金がもったいないなどの意見もありますが、言い出せなかったり断られてズルズル何日も嫌な仕事を続けるのとでは明らかに後者の方がもったいないと言えます。
メンタルが死ぬっていうときに使った
最後の口コミです。
退職代行、毎日仕事行く前に胃痛と頭痛が止まらなくて夜は涙流しまくりで「このまま続けたらメンタルが死ぬ」ってなった時に使ったよ
私が利用した時は3万払って以降出勤せず、職場からの電話も来ずで辞められました
会社に言い出せないからって無理しちゃう人にぜひ使ってほしい— さきゆ (@sakiyu0173) April 3, 2021
周りを気にして辞められたかったり、怒られたりして辞めることを諦めている人も多くいます。
まだ、元気であれば良いのですが、いずれ我慢によるストレスが溜まってしまうと
精神的な病気になったりして働けなる可能性があります。
また、酷い場合は退職後の人生にまで大きな悪影響を及ぼす可能性が高くなります。
辛くて辞めたいと感じてる人や、とにかく自分を押し殺して耐えている人などは無理せず、
退職代行業者にまずは相談からでもはじめてみましょう。
退職代行を利用したら即日退職できる?
退職代行の特徴に即日退職が可能というものがあります。
どこの業者でも基本的に可能と記載してあるのですが、100%即日退職が可能というわけではありません。
また、実質即日退職となる場合もあります。
ここでは2つのテーマについてわかりやすく解説していきます。
- 会社を即日退職するための条件について
- 即日退職ができなくても出勤ゼロで辞めることが可能
あなたがどれに当てはまるのかを確認してみてください。
会社を即日退職するための条件
従業員が会社を辞める場合、基本的に民法第627条で定められている撮り、2周間前に申し出ることが定められており、これが最短となります。
ですが、民法第628条で定められている通り、やむを得ない事由がある場合に限り、直ちに契約の解除をすることができます。
このやむを得ない事由とは働けないほどの体調不良や会社側に責任があるパワハラなどの問題、親の介護など様々です。
これらに該当するのであれば即日退社が可能です。
ただし、契約社員などの場合は雇用期間なども関係したりするので、まずは退職代行業者の無料相談で聞いてみると良いでしょう。
即日退職ができなくても出勤ゼロで辞めることは可能
上記で説明した通り、やむを得ない事情があったり会社が合意しない限りは即日退職が難しいと言えます。
ただし、退職日は2週間後であっても出勤は全くしないという実質即日退職のような辞め方は可能です。
方法は2つあるのですが、最も多いのが有給を消化して退職日まで出勤しないという方法です。
有給が残っていない場合に関しても、欠勤扱いにするなどして出勤日をゼロにする方法もあります。
まずは退職代行業者へ相談してみましょう。
結論:退職代行を使うこと=クズではない
退職代行の利用を批判する声はあるものの、退職代行の利用者は増え続け、退職代行の利用がクズではない理由もお分かりいただけたと思います。
もし、退職代行を利用しようとしてるけど、批判されそうで不安に思っているという方がいらしたらぜひこちらの記事の内容を参考にしてみてください。
あなたにとってより良い選択のお手伝いができれば幸いです。