適応障害で退職は逃げじゃない!退職してもいい理由と対処方法を徹底解説

適応障害で退職は逃げじゃない!退職してもいい理由と対処方法を徹底解説

退職希望のAさんAさん

適応障害と診断されたけど、退職したら逃げになる?

退職希望のBさんBさん

適応障害なんて病気じゃないって言われた。ツライ…

適応障害はストレスによって、気分の落ち込みや睡眠障害などが起こる精神疾患の一つです。職場の状況やその人の性格などによって症状がさまざまなため「このくらい大丈夫」と、ツライ状況を我慢する人も少なくないでしょう。

しかし適応障害は放っておくとより深刻な症状を引き起こし、社会復帰が難しくなることも考えられます。

この記事では退職しても逃げではない理由や、適応障害がツライときの対処法を明らかにしていきます。

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目次

適応障害で退職は逃げじゃない!退職してもいい3つの理由

適応障害で退職は逃げじゃない!退職してもいい3つの理由
結論から言うと、適応障害で退職するのは逃げではありません。

適応障害で退職してもいい理由
  • ゆっくり休むことが最優先だから
  • 心の健康があれば何度でもやり直せるから
  • 退職することは選択肢の一つで逃げているわけではないから

適応障害で退職するのは自分が病気であることを認めて、症状に合った行動をとるのですからむしろ「賢明な判断」といえます。

ゆっくり休むことが最優先だから

適応障害はストレスによって心身に支障をきたしている状態なので、ストレスの原因から離れれば症状が軽くなっていきます。

つまり職場がストレスの原因ならば、休職や退職をして職場から離れることが最優先ということです。

心の健康があれば何度でもやり直せるから

適応障害は以下のような症状があらわれ、感情のコントロールが難しくなります。

  • 涙もろくなる
  • 不安症状
  • 憂うつ
  • 絶望感
  • 喪失感
  • 緊張
  • 意欲の低下

また仕事の無断欠勤や危険運転など、普段ありえない行動をしてしまうこともあります。このような状態が続くと、会社から離れるために「死ぬ」という間違った考えに至る場合もあるのです。

一度会社を離れて、心の健康を取り戻しましょう。仕事は自分の人生を豊かにするためにするものです。心身を壊して死を考えるほど、追いつめられてまで続ける必要はありません。

心の健康があれば自分に合った仕事を見つけて、何度でもやり直すことができます。

退職することは選択肢の一つで逃げているわけではないから

近頃働き方が多様化し、転職は珍しくありません。中には「ちょっと違う雰囲気の会社に行ってみたい」といった気軽な気持ちで転職する人もいるくらいです。

適応障害になる人は性格が真面目で我慢強く、「自分が退職したら会社に迷惑がかかってしまう」「このくらいのことで逃げてはいけない」と考えることが多いようです。

しかし退職・転職は人生の選択肢の一つなので、決して逃げではありません。「キャリアチェンジ」「結婚」「適応障害」理由はなんであれ、自分の人生のために退職・転職を選択するのです。

適応障害になってしまう原因

適応障害になってしまう原因

【うつ病と適応障害の違い】

うつ病 適応障害
・発症の原因が不明なことが多い

 

・慢性的なストレスにさらされた後に発症する場合がある

 

・ストレスから離れてもすぐよくならない

 

・発症の原因が必ずある

 

・ストレスにさらされてすぐに発症する

 

・ストレスから離れるとすぐによくなる

適応障害になってしまうのには必ず原因があります。

適応障害になる原因
  • 人間関係が合わない
  • 職場環境が悪い
  • 労働条件が悪い
  • 仕事で評価されない

職場での適応障害になるおもな原因を説明していきます。

原因①人間関係が合わない

まず一番多い原因として考えられるのは、職場の人間関係でしょう。職場にはいろいろなタイプの人がおり、プライベートと違って付き合う人を選ぶことはできません。

  • 自己中心的で人に面倒な業務を押し付ける人
  • ミスを人のせいにする人
  • 感情の起伏が激しい人
  • 自分のことは棚に上げて人のミスばかり指摘する人
  • 仕事のモチベーションが低く、無責任な人

このような人とも業務を円滑に進めるためには関わらなければならず、大変ストレスを感じるはずです。

また直接自分に害がなかったとしても、他の人が被害にあっているのを見るのもストレスの原因になります。

原因②職場環境が悪い

職場に派閥やグループがあって権力争いがある場合、人間関係は悪くなります。本来協力しなくてはいけない部署同士であっても、グループが違うことで業務がうまく回らないことがあると大変なストレスになります。

たとえ自分はグループに関わりたくなくても、どちらかの味方になることを迫られたりするのもツライですよね。

また権力争いはなくてもパワハラが日常化している職場だと、職場にいる間ずっと緊張していなければなりません。業務に集中したくても、違うことに気を取られて緊張している状態は非常にストレスになることでしょう。

原因③労働条件が悪い

労働条件が悪いのもストレスが溜まり、適応障害になる原因です。労働条件は入社の時に労働条件通知書などで確認しているはずですが、実際に働いていてみると全く違うということもありえます。

例えば…

  • 月80時間以上の残業
  • 残業代が出ない
  • 昇給しない
  • 有給休暇を取得できない
  • 休日に呼び出される
  • 社会保険に加入できない

このようなことが当たり前となっている会社では、働けば働くほどツライ状況に追い込まれていくでしょう。

原因④仕事で評価されない

会社に仕事で評価されないことも適応障害の原因になります。特に自己評価よりも他人からの評価に過敏な人はこの傾向が強いようです。ただしこれは上司が評価に厳しくなかなか評価につながらないという場合は、あまり当てはまりません。

他人の評価委に過敏な人は一生懸命頑張っているのに自分だけ平等な評価を得られないと、「自分に何を求められているのか」「どのように頑張ればいいのか」悩んでストレスが募っていきます。

なんとか評価されようと頑張っているうちはいいですが、「自分なんてどうせ…」と自己肯定感が低下しはじめたときは要注意です。

適応障害で退職は逃げじゃない!仕事がツライときの5つの対処方法

適応障害で退職は逃げじゃない!仕事がツライときの5つの対処方法

退職希望のAさんAさん

適応障害で仕事がツライ…

ツライ状態のまま無理に働き続けるのはよくありません。仕事がツライときの対処方法は5つあります。

適応障害で仕事がツライときの対処法
  • 仕事を休む
  • 異動願を出す
  • 自己肯定感を高める
  • 上司や友人に相談する
  • 退職する

仕事を休む

どうしても仕事に行きたくないという場合は1日や2日有給をとるのではなく、思い切って休職してみましょう。ほとんどの会社には「休職制度」が定められています。

  大企業 中小企業
休職期間 1年以上~数年 数カ月~1年程度

(勤続年数が短い場合は適用除外となることもある)

休職理由 病気やけがに加え、留学など 病気やケガに限る
休職期間の賃金 休職理由によって賃金が支給される場合がある 基本的に無給

休職期間の間は賃金の支給がない可能性がありますが、傷病手当金の申請をすることも可能なのでゆっくり休むことに専念しましょう。

ただしこの場合症状はよくなっても適応障害の根本的な解決はされておらず、休職期間が終わったらまた職場に戻らなくてはいけません。休職の間に今の会社で仕事を続けるのか退職するべきか見極め、適応障害を再発しなくていい方法を見つけましょう。

異動願を出す

適応障害の原因が職場の人間関係なのであれば、部署異動することで解決することもあります。ただしどの会社でも部署ごとの必要人数などバランスがあるので、必ず異動できるとは限りません。

特に従業員数が100人未満の小さな会社では、部署異動は難しいようです。また異動の理由が社内に広まってしまい、会社自体に居づらくなってしまうことも考えられます。異動願を出す前に信頼できる上司や同僚に相談してみるなど、慎重に検討しましょうj。

自己肯定感を高める

退職希望のAさんAさん

どうせ自分なんて

退職希望のBさんBさん

自分なんか存在しても仕方ない

このように感じている人は、実際はできない人なのではなく「任された仕事はできて当然」といったように完璧主義なところがあります。そのためできなかった自分に落胆したり、上司や同僚からの指摘に必要以上にダメージを受けたりしてしまいがちです。

決して簡単なことではありませんが、「今日はここまでできた」「納期より少しだけ早く終わった」といった些細なことでいいので自分を認めてあげましょう。そうすることで自分にゆとりが生まれ、ストレスを軽減させることができるはずです。

上司や友人に相談する

もし自分でどうやって対処すべきかわからないときは、信頼できる上司に相談してみるのもいいでしょう。普段あなたが頑張っているのを見ている上司なら、職場の状況も知ったうえで的確なアドバイスをしてくれるはずです。

しかし会社の人が信頼できないという場合は、会社と全く関係ない友人に相談するのも手段の一つです。何も知らない友人に話しを聞いてもらうと、ストレス発散になるでしょう。また吐き出すことで自分の考えや今置かれている状況が整理でき、これからどうすべきか解決策もみえてくるかもしれません。

退職する

適応障害の原因との関係を完全に断ち切るなら、退職するのが一番です。適応障害は病院に通って数ヶ月療養すれば、また仕事への意欲も湧いてくるはずです。しかし休職の場合は休職期間が終わったら会社に戻らなくてはならず、適応障害が再発、もしくはより悪化することも考えられます。

一方で退職すれば、会社や仕事のことを一切気にせず療養に専念できます。無職の期間「経済的に不安定になる」ことから退職をためらう人もいます。しかし失業手当の受給申請ができますので、経済面はさほど心配する必要はないでしょう。

適応障害で休職するときの伝え方

適応障害で休職するときの伝え方
まずは心療内科を受診して、診断書をもらうようにしましょう。休職する際に診断書が必ずしも必要ではありません。しかし会社や上司によっては診断書がないと休職を認めなかったり、嘘をついているのではないかと疑ったりする場合があります。

病気で休養が必要だと理解してもらうために、診断書は用意しておきましょう。

次に上司に伝えるときには直接会って伝えるのが一番ですが、適応障害になった原因が上司ならば、その上司以外で重要な立場に就いている人に伝えるようにしましょう。

もし出社がツライならばメールで伝えても問題ありません。直接会わない場合、診断書を郵送で送りましょう。

【休職を願い出るメールの文例】

〇〇部長へ(上司の役職・名前)

 

お疲れ様です。□□(自分の名前)です。
私の体調についてご相談したく、ご連絡いたしました。

 

実はかねてより体調が優れず現在業務を正常に務めることが難しい状況です。
現在、病院にも通っており、医師からも業務を休むよういと言われております。

 

体調が回復するまで休職させていただきたいと考えておりますが、可能でしょうか?

 

お忙しいところご迷惑をおかけして、申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。

適応障害で退職するときの伝え方

適応障害で退職するときの伝え方
適応障害で退職する場合も病気を証明するために診断書をもらっておきましょう。

そして本来会社に退職を伝えるときは「一身上の理由」で十分です。しかし適応障害で一日も早く退職したい場合は「そんなにツライなら退職は仕方ないですね」と、会社に納得してもらえるような理由を伝えなくてはいけません。

伝えるべき内容の例
  • 精神的に限界であること
  • 職場で頭痛、倦怠感、吐き気などが慢性的に起こり仕事どころではない
  • 不眠・食欲不振が続いている
  • 常に不安感が続いている
  • 精神的に不安定で感情のコントロールがうまくいかない
  • 職場で常に緊張してしまい、今までになかったミスをする

そしてもう一つ大切なことは、「今すぐにでも辞めたい!」と伝えましょう。適応障害のことをあまり知らない会社であったとしても、「もう働くのは無理な状況だな」と理解してもらえるように訴えることが重要です。

退職を言い出しにくいときは退職代行を利用しましょう

退職を言い出しにくいときは退職代行を利用しましょう

退職希望のAさんAさん

退職はしたいけど、会社にもう行きたくない

退職希望のBさんBさん

退職を伝えて怒られたらどうしよう

退職を決心したものの、自分で退職の意志を伝えづらいときは退職代行を利用しましょう。退職代行とは、依頼人に代わって退職の意志を伝えるサービスのことです。

退職の意志を自分で直接伝えるのがツラかったり引き止めや叱責が恐かったりしたとき利用すれば、どんな会社でもスムーズに退職することができます。

しかし最近では退職代行業者も多くなり、対応できる範囲や行っているサービスも業者によって様々です。なかには対応が雑だったり連絡がこなかったりというような悪質な業者も存在します。

また稀ではありますが会社と交渉できない「非弁業者」に依頼して、退職がうまくいかなかったケースもあるようです。確実に退職を成功させるには、「弁護士」か「労働組合」が運営元の退職代行業者に依頼することをおススメします。

退職代行の利用方法

退職代行は大きくたったの3ステップで利用することができます。

  • STEP.1相談
  • STEP.2依頼
  • STEP.3業者からの連絡を待つ
STEP.1
相談

退職代行の相談は何度でも無料です。相談手段も電話やメール、LINEと様々でかつ「24時間365日対応」している業者も多いので、仕事の時間が不規則な人でも安心して相談することができます。

相談するときは自分の状況を伝えることはもちろんですが、料金体制やサービス内容も必ず確認するようにしましょう。

STEP.2
依頼

依頼すると決めたら、料金を支払います。

退職代行業者は前払い制の場合がほとんどで、支払い方法は銀行振込とクレジットカード決済が一般的です。ただし銀行振込は銀行の営業日によっては業者の入金確認が遅れる場合があります。

退職を急ぐときはクレジットカード決済がおススメです。

業者から入金確認の連絡がきたら、業者の担当者と打ち合わせをします。

退職代行業者に伝えること

自分の個人情報
会社の情報
退職希望日
会社に連絡してほしい日時、連絡の宛先
必要があれば未払金、退職金、有休消化など交渉してほしいこと

打ち合わせといってもあなたや会社の個人情報や要望を伝えるだけなので、難しく考える必要はありません。

STEP.3
業者からの連絡を待つ

STEP.2まで終わればあとは業者から「退職完了」の連絡を待つだけです。完了するまで何度か業者と連絡をとる場合もありますが、基本的には全て業者任せにして問題ありません。

しかも退職完了まで会社や上司とも連絡する必要がないので、精神的な負担がかなり軽減されます。

適応障害で退職は逃げじゃない!退職してもいい理由と方法を徹底解説まとめ

適応障害で退職は逃げじゃない!退職してもいい理由と方法を徹底解説まとめ
適応障害は症状が人によって違います。そのため周りから理解されず、よりツライ思いをする人も少なくありません。

適応障害に対処するには休職や部署異動などがありますが、根本的な解決になるとは限りません。適応障害がツライなら会社との縁を断ち切って、仕事から解放されましょう。心の健康さえ戻ってくれば、何度でも人生はやり直すことができるはずです。

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当記事の執筆者

退職代行OITOMAの編集長。自身も2018年に、退職代行業者を利用して会社を辞めた経験がある。自身の体験を活かしながら、仕事を辞めたいと思っているのに辞められないという人を救うべく、退職代行OITOMAの編集長に就任。

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