「職場の人間関係が原因で退職する」とい事に対してネガティブなイメージを持ち、なかなか退職の決断をできずに悩み続けている人も多いでしょう。
しかし人間関係が原因で退職する人は実は多く、自分に原因があると落ち込む必要は全くありません。
厚生労働省の発表している「令和3年労働安全衛生調査(実態調査)」では、現在の仕事や職業に生活することで、強い不安やストレスとなっていると感じる事柄がある労働者の割合が53.3%となっています。
ストレスになっていると感じる事柄に関しては、「業務量」や「仕事の失敗、責任の発生等」、「仕事の質」などが順当に上位を占める結果となりますが、それに並び「対人関係(セクハラ・パワハラを含む)」は25.7%の回答がありました。
また同調査の中では、転職者が前職を辞めた理由として「職場の人間関係が好ましくなかった」と回答した人が、前年と比較すると減少したものの8.1%いたことが分かっています。
厚生労働省の調査結果からも分かるように、職場での人間関係に悩んでいる人は多く、退職を検討するに十分な要素になることを理解しておきましょう。
そのため、職場での人間関係を理由に退職をすることは決して恥ずかしいことではありませんので、まずは自分の心身の安定のために大きな一歩を踏み出していきましょう。
【前提】職場の人間関係は難しいのは当たり前

先述している厚生労働省の調査結果からも分かるように、「人間関係」が退職理由の上位に挙げられており、職場の人間関係に悩んでいる人が多いことがわかります。
- 嫌いな人や苦手な人とも付き合わなければならない
- 異なった価値観の人が集まるから
- 同じメンバーで長時間を一緒に過ごすから
職場の人間関係はプライベートと違い、適度な距離を保ちながら良好な関係を築くことが求められます。そのため「どこまで踏み込んでいいのか」「どんな話ならいいのか」悩む人も多いはずです。
職場の人間関係が難しいのは当たり前。この大前提の理由についてご説明していきます。
嫌いな人や苦手な人とも付き合わなければならない
プライベートでは嫌な人いたら距離を置いたり付き合わないようにしたりと、自分で人間関係を選ぶことができます。しかし仕事の場合、職場や取引先、顧客など自分で付き合う人を決めることはできません。
どんなに苦手な人でも必要とあれば、言葉を交わし協力しながら業務を遂行しなくてはならず、ストレスが溜まりがちです。
異なった価値観の人が集まるから
プライベートの人間関係や価値観や趣味などの合う人達と付き合うことができますが、会社には年齢や経験、立場、考え方など様々な人達が集まっています。
そのためどうしても「意見が合わない」「考え方が違う」などの悩みが出てきます。
同じメンバーで長時間を一緒に過ごすから
苦手な人や嫌な人でも、取引先や顧客のように限られた時間会うだけならまだ我慢できるかもしれません。
しかし業種にもよりますが、職場の人は1日8時間1週間で40時間、家族よりも長い時間を一緒に過ごしていることもあるでしょう。
苦手な人と毎日長い時間一緒に過ごしていると、なんとなく職場を窮屈に感じてしまいます。また苦手じゃなかった人の嫌な部分も見えてくる可能性があります。
職場での人間関係が気になるケース

働く上で職場の人間関係は必ずつきまとう悩みです。しかし、職場で人間関係が気になる場合は、多くが以下の4つのポイントが当てはまるのではないでしょうか。
- 上司や先輩からとの関わり
- 部下や後輩からとの関わり
- 職場内でのいじめ
- 派閥やグループの争い
ケース①上司や先輩との関わり
一番代表して話される人間関係のストレスといえば、「上司や先輩」ではないでしょうか。
日常的に上司や先輩がいるという状況ですらストレスがあるにも関わらず、高圧的な態度を取られた際にはより一層ストレスを感じるのではないでしょうか。
高圧的な態度だけでなく、以下のような上司の場合には退職をしたいと考える人が多いです。
- 部下の面倒を見ようとしない上司
- 権力を振りかざしているが能力はない上司
- 自分のミスを部下のせいにする上司
ひどいケースになるとハラスメントに該当することもありますので、我慢をし続けて心身に悪影響を及ぼす前に、家族や友人などに相談したり、退職を早めに決心するようにしましょう。
ケース②部下や後輩との関わり
「上司ガチャ」と言う言葉が流行りましたが、同様に部下を選択することは、会社という組織においてはできません。
そのため、意思の疎通が取れず、苦手意識などが生じている部下や後輩に苦労しているという声もよく聞きます。
- 指示しても伝えた通りに動いてくれない
- 自分に対して反抗的な態度をしてくる
- 自分のことを見下している
- 自分がライバル視している同僚と仲がいい
このような状態が慢性的に続いていると、ストレスが徐々に蓄積することでコミュニケーションが減少する可能性が高く、その場合より関係を悪化させることもあります。
しかしながら、このような部下であっても、関わり方を見直すことでとても強力な部下へと成長することがあります。
部下に無理やり言うことを聞かせるよりも、自分が目線を下げて対等な立場として話をしてみたり、共通の話題を話してみたり、長所を見つける努力をするとストレスが軽減されるかもしれません。
ケース③職場で差別やいじめを受けている
悪質な例では、職場でいじめにあったり差別にあうケースもあります。
自分に心当たりがないにもかかわらず、影で噂をされたり悪口を言われたり、直接心ない言葉を浴びせられたり、明らかに多すぎる仕事を任せられたりするというものもあります。
性別や年齢での差別やいじめもありますが、正規雇用か非正規雇用かなどの雇用形態での差別も現在進行形で問題となっています。
いじめを受けた場合、自己肯定感が低下したり仕事に対する自信がなくなって、うつ病になる可能性もあります。
ケース④グループ間の争いに疲弊している
直接被害にあっているわけでない場合でも、人間関係に疲れを感じるケースがあります。
例えば、職場に派閥があったりいじめの中心人物がいる場合、自分が被害者にならないように気を使ったり相手の機嫌を伺ったりする必要があります。
様々な考え方や価値観を持った人が集合し業務遂行をおっこなっている会社という組織では、派閥の形成や争いが起こりやすい状況になり、派閥争いなどが激化すると業務スピードの低下を招く可能性もあります。
本来、仕事に対して相手のご機嫌伺いなどは必要ありません。しかし、長く勤めるパートがいる会社や、女性が多い職場の場合は派閥争いに巻き込まれる可能性が高くなります。
そのような時は、関わりを最小限にし、中心人物に関わらないようにしましょう。
職場の人間関係を気にしないための7つの方法

職場の人間関係をよくするために努力するのはいいことですが、気にしないでマイペースにいることも大切です。職場の人間関係を気にしない代表的な方法をご紹介します。
- 仕事は生活のためにしていると割り切る
- 同僚は仕事上の関係。適度な距離を保つ
- 人の言葉を真に受けすぎない
- 人の目を気にしない
- 自己肯定感を高める
- プライベートを充実させる
- 会社以外のコミュニティに参加する
方法①仕事は生活のためにしていると割り切る
職場の人は長く一緒に過ごすため、良好な人間関係を築くことは大いに賛成です。しかし会社は仕事の場所。第一の目的はお金を稼ぐことでしょう。職場は決して学校のような「仲のいい仲間を作る場」ではありません。
つまり職場でつくる人間関係は「仲がいい関係」ではなく「業務がスムーズに進む関係」でさえあれば、どんな形でもいいのです。
方法②同僚は仕事上の関係。適度な距離を保つ
同僚はあくまで仕事上の関係と割り切るようにしましょう。仕事上の関係と割り切れていないと「ランチに誘われなかった」「自分にだけそっけない気がする」などつまらないことでくよくよ悩んでしまい、業務に支障をきたす可能性があります。
また「断る」ことも大切です。飲み会や休日のお誘いなどはあなたのプライベートの時間を減らします。渋々付き合うくらいなら、すっぱり断って自分の時間を確保することも人間関係でストレスを溜めないためのコツです。
方法③人の言葉を真に受けすぎない
職場の中には日常的に「お前」「ふざけんな」といった乱暴な言葉遣いをする人やすぐ暴言を吐く人もいるはずです。そのような人の言葉を真に受けないようにしましょう。
もちろん仕事のミスや失敗に対しては反省し改善する必要があります。しかしいちいち人を傷つける言葉や貶める言葉を言う人から「どのように思われているか」なんてどうでもいいことです。
暴言に振り回されていたら心が疲れてしまいます。あなたの頑張りや成果は他の人が必ず見てくれているので、大丈夫ですよ。
方法④人の目を気にしない
人の目を気にしなければ業務に効率的にこなすことができ、他のことを考えないで済みます。人の目を気にしすぎる人は、業務をしているときでさえ「自分は今どう思われているか」が気になってしまい、業務に集中できません。
また人は思っているほど、他の人のことを気にしている時間はありません。「見られてる!?」と感じるのは、たいていあなたの気のせいです。
方法⑤自己肯定感を高める
自己肯定感が高くなると自分に自信が出てくるので、「自分は自分、他人は他人」と割り切って生きていくことができます。
- 朝目覚ましより早く起きられた
- デスクの整理整頓ができた
- 定時に仕事を終わることができた
小さなことでいいので、自分をどんどん認めてあげるようにしましょう。
方法⑥プライベートを充実させる
プライベートの時間は仕事のことを忘れて、メリハリをつけて楽しむようにしましょう。人間関係が難しいとプライベートな時間でもつい嫌なことを思い出してしまいがちです。
しかし人間関係は自分だけの問題だけではないので、プライベートで悩んだところで、何も解決しません。どうせなら好きなだけ楽しむほうが、人生にとってプラスになります。
方法⑦会社以外のコミュニティに参加する
職場という閉鎖されたコミュニティで長時間過ごしていると、知らず知らずのうちに常識や考え方などが偏ってきてしまいます。
職場以外のコミュニティに参加してみれば、違う考え方や価値観を持った人に出会えます。今までに触れたことのない視点から、職場の人間関係について考えることができるようになるでしょう。
また会社に関係ない人だからこそ、正直に悩みを話せる人が見つかるかもしれません。
それでも人間関係が気になるときの対処法

人間関係はあなた一人の問題ではなく、職場全体の問題でもあります。気にしないように努力してみても、報われないこともあるでしょう。
- 部署異動若しくは転勤を願い出る
- 休職して気持ちを入れ替える
- 退職・転職も視野に入れ行動する
そんなときは、いっそのこと職場から離れてしまいましょう。
部署異動若しくは転勤を願い出る
部署異動や転勤をすれば今の職場から離れて働くことができます。大きな会社ほど部署や支店によって雰囲気が違うので、異動すれば自分に合った人間関係の中で働くことができるかもしれません。
ただし部署異動や転勤をしたとしても同じ会社の中なので、完全に前の職場と縁を切ることはできません。場合によっては部署や支店をまたいで一緒に仕事をする機会があることも頭に入れておきましょう。
休職して気持ちを入れ替える
人間関係の難しさに疲れてしまったときは、2・3日の有給と言わず思い切って休職してみましょう。
| 大企業 | 中小企業 | |
|---|---|---|
| 休職期間 | 1年以上~数年 | 数カ月~1年程度
(勤続年数が短い場合は適用除外となることもある) |
| 休職理由 | 病気やけがに加え、留学など | 病気やケガに限る |
| 休職期間の賃金 | 休職理由によって賃金が支給される場合がある | 基本的に無給 |
たいていの会社には休職制度があり、正当な理由があれば利用することができます。
休職で長期間職場から離れることができれば、心も体もリフレッシュしてまた業務に励めるようになるかもしれません。また退職ではないので、職を失わないのもいい点です。
ただし休職したとしても職場にいる苦手な人がいなくなったり性格が変わったりするわけではありません。必ずしも職場の人間関係の根本的解決になるとは限らないので、注意しましょう。
退職・転職も視野に入れ行動する
退職・転職をすれば今の職場の人間関係から解放されます。今すぐ退職するつもりはなくても、いつでも退職できるように準備しておけば「いつでも逃げ場がある」と心が軽くなります。
まずは退職しやすいように、転職サイトを検索することからはじめましょう。理想の求人を見つけたらチャレンジしてみるのもアリです。先に転職先が決まれば給料が途絶えることがないので、経済面で焦る必要もなくなります。
人間関係の改善も検討してみよう

ここまでは「気にしない」という選択肢についてご紹介してきましたが、人間関係の「改善」を図ることも重要です。
人間関係を修復することは、「仲良くする」ことではなく、「摩擦を減らして、最低限の信頼を取り戻す」ことになります。
しっかりとしたステップを踏んで、関係修復に努めていきましょう。
関係修復のためのステップをご紹介
関係を修復するためには、以下のステップを踏むことをおすすめしております。
相手の顔を思い浮かべても感情が爆発しない状態になるまで待ちましょう。
「分かってほしい」などではなく、「誤解だけは解いておきたい」などで設定しましょう。
①事実先日の会議で意見を遮られました(事実)
②正直、意見を言いづらく感じました(感情)
③次回は最後まで聞いてもらえると助かります(要望)
「そう感じていたんですね」「そういう見え方もありますね」などの言葉で防御力を下げる
距離を少し取ったり、仕事上のやり取りだけにするなど「以前より安全な関係」を作る意識が大切です。
関係修復を試みない方がいいケース
正直に、関係修復を試みない方がいいケースも存在しています。
次に挙げるようなケースの場合は、修復を試みるのではなく「距離や環境の調整」を行うようにしましょう。
- 一方的な人格否定が継続して起きている
- 謝罪や改善の意思が全くない
- 話し合う度に体調が悪くなる
関係修復のきっかけを作ってみよう
相手がどのような気持ちで、何をしたら喜んでくれるのかを考えれば、自ずと答えが見つかります。
「こんなことをしてみてはどうでしょうか?」というものをご紹介しますので、参考にしてみてください。
- 目をみて挨拶をする
- 丁寧な対応を心がける
- 自然な笑顔で接する
- 会話する機会を増やす
- 相手からどう思われているかを過度に考えない
- 相手の立場になって物事を考える
人間関係がうまくいく方法を知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
人間関係を気にせず退職するなら退職代行サービスを利用する

Aさん
Bさん
職場の人間関係のストレスが限界にきてしまったら、退職代行で退職するのもいい対処法です。
退職代行には以下のようなメリットがあります。
- 会社に行かずに退職できる
- 上司に会わずに退職できる
- 即日退職も可能
- 有給や未払給料、退職金の交渉が可能
- 退職手続きを丸投げできる
退職代行を利用すればどんな人間関係の職場でも「自分で退職の申し出をせずに、スムーズに退職」することが可能です。
また有給や未払給料、退職金の交渉をしてくれるので、自分の希望通りの退職をすることができます。
退職代行を利用して会社を辞めるまでの流れ
退職代行を使って会社を辞めるまでの流れは以下の通りです。
- 退職代行に相談
- 依頼内容の確認や情報の共有
- 契約と料金の支払い
- 退職代行サービスの利用
- 退職完了
退職代行に LINE や電話で依頼をすると、すぐに契約して実行しなければならないと思うかもしれません。しかし、退職することを前提に相談や費用の見積もりだけを出してもらうことも可能です。
退職しようと思っている場合は、まず退職代行に相談して流れを一緒に考えてもらうのも良いでしょう。
退職代行の流れを詳しく知りたい人は、以下の記事も一緒にご確認ください。
退職代行利用の注意点
スムーズにストレスなく退職できる退職代行の利用ですが、中には注意したいポイントもあります。ここでは、退職代行を利用する際に気を付けたい3つの注意点を紹介します。
注意点①費用を確認
退職代行は運営元によって料金が様々ですが、1万円から5万円ほどの料金がかかると認識しておきましょう。パワハラや訴訟問題を解決したいとなると、さらに追加で料金がかかる可能性もあります。
そのため、後になって支払えないとなるよりも事前に費用を確認して、自分の支払いできる範囲内で料金を抑えましょう。
注意点②委託できる内容を確認
退職代行は運営元によって依頼できる内容が異なります。特に、民間企業の場合で弁護士がついていない業者の場合は、有給の消化や退職金などの各種交渉が不可能です。
そのため、ただ業者があなたの代わりに「退職します」という意思を伝えるだけになります。一方で、労働組合や弁護士が運営する退職代行の場合はできるサービスが多くなります。
有給や退職金の交渉はもちろん、弁護士の場合はパワハラの訴訟問題にも対応可能です。ただし、料金は追加でかかる可能性がありますのでこちらは確認しておきましょう。
注意点③労働組合や弁護士が運営する会社を選択する
先に触れましたが、退職代行の運営元は様々です。民間企業が運営するものや労働組合が運営するもの、弁護士が運営するものの3つに分けられます。
民間企業が運営する退職代行は、1万円以下でサービスを受けられます。しかし、会社から拒否されたり交渉するシーンが出てきた場合に対応できない可能性があります。
そのため、有給を取得したり退職金をもらったり有利に退職を進めたい場合は、労働組合を利用すると良いでしょう。労働組合であれば3万円以内でサービスを受けられる業者が多くあります。
また、上司からパワハラを受けていたりトラブルを抱えたまま退職する場合は、弁護士が運営する退職代行の利用がおすすめです。料金は高くなりますが、安心して依頼することができます。
職場の人間関係で孤立しやすい人の特徴

職場の人間関係の中で孤立しやすい人にはいくつか特徴があります。
- コミュニケーションを取ろうとせず不用意に壁を作る
- 周りの人から嫉妬される
- 遅刻が当たり前で協調性がない
- 空気が読めず、周りと馴染めない
- 接する人によって態度を変える
職場での人間関係を気にしないことは大切なことですが、気にしなさすぎると今度は職場で孤立してしまうことにもなりかねません。
特徴①コミュニケーションを取ろうとせず不用意に壁を作る
仕事とプライベートを割り切るのはいいことですが、あまりに付き合いが悪く周囲と壁を作ると孤立してしまうことがあります。
ただの飲み会や休日の誘いになんでも流される必要はないですが、「誰かの退職」「歓迎会」といった節目になるようなイベントにはある程度参加することは人間関係を良好にするうえで大切です。
特徴②周りの人から嫉妬される
自分と周囲を比較して、嫉妬する人は意外と多いです。また嫉妬される側の人は共通だったりします。
「仕事ができない」「協調性がない」といった理由で孤立する人がいるのと同じように、性格がいい人や優秀な人が職場で浮いてしまうということもあります。
特徴③遅刻が当たり前で協調性がない
「遅刻が当たり前」「無断欠勤」「身だしなみが乱れている」といった社会人としてのマナーがちゃんとできていない人は、職場の中でも敬遠されてしまいます。
「社会人のマナー」は一見個人の問題に思えますが、遅刻や欠勤は業務に支障が出てしまいます。また「身だしなみのよくない社員がいる会社」と他社や顧客から思われるようなことがあれば、会社のイメージを落とすことになるでしょう。
特徴④空気が読めず、周りと馴染めない
「空気が読めない」「デリカシーがない」言葉を発する人も周りの人は呆れてしまい、距離を取るようになります。
例えば怒っている人がいたら、宥めたり怒りが静まるまでそっとしておいたりしておくのが妥当な反応といえるでしょう。しかし空気の読めない人は、悪気なく火に油を注ぐような発言をしてしまうこともあります。
状況に合わない発言や行動が多い人と、なるべく関わらないようにするのは当然です。
特徴⑤接する人によって態度を変える
社長や上司・先輩にはペコペコするのに、後輩や部下には高圧的な態度をとるといった人によって極端に態度を変えるのも孤立する特徴です。
社内には少なからず上下関係があるので、目上の人に対して丁寧な態度を取るのは「礼儀」です。かといって後輩や部下にぞんざいな態度を取っていいわけではありません。
誰でも人によって態度を変える一面はありますが、極端に態度が違い過ぎると周囲の人から信頼されなくなることもあります。
職場の人間関係を良好に保つ3つのテクニック

ここでは、職場での人間関係に悩む方が少しでも関係改善できる方法を紹介します。人間関係の悪化は、仕事においてパフォーマンス能力の低下に直結します。
良好な人間関係を築いて自分の力を最大限発揮できる職場で働きましょう。
①なんでも否定から入らず共感する
会話をしていると何でも否定から入る人を見かけます。こちらが何かを話したら「いや、でもさあ」と切り出してくるタイプの方は、職場でもマイナスの印象を与えます。
誰でも自分の意見を否定されて気持ちのいい人はいません。そのため、まずは相手に共感するところから会話をスタートしましょう。
例えば、「昨日嫌なお客さんの対応したんだよね」と言われたら、まずは「そうなんだ嫌な思いをしたんだね」と、共感するところから始めましょう。共感された相手は心を開き、あなたに好印象を抱きます。
また、相手に明らかに非があって否定しなければいけない場合も同様です。1度相手の気持ちに共感した上で、やんわりと「そうだったんだね。でもね、こうするといいかもね」という風に柔らかい口調で伝えましょう。
②モラルを守る
人間関係を良好に保つためには、モラルの遵守が必要不可欠です 。モラルは道徳や倫理を指しており、わかりやすく言うと「相手のことを考える姿勢」と捉えられます。
自分の発言や行動が相手にとって嫌なことではないか、相手を困らせていないかということを考えて、ひとつひとつの行動をとりましょう。そうすると、自然と相手にとって好印象を与える行為になります。
仕事中はどうしても自分中心で考えてしまいがちですが、少し利他的な気持ちを持つことで風通しの良い人間関係を作ることができます。どんな行動をとる時でも「相手はどんな風に感じるかな」という点を意識して動くことが大切です。
③人の立場で物事を考える
モラルと共通する部分がありますが、人の立場に立って物事を考えると人間関係も向上します。仕事で余裕がない場合、「何で私ばっかり」と自分本位で考えてしまいがちです。しかしここで大切なのは、同じ物事を相手の立場で考えることです。
例えば、仕事が忙しくて同僚に対してきつい言い方をしてしまった時を想定してみましょう。あなたが「忙しいんだから早くして」ときつい口調で叱責したことを自分がされたらどんな風に思いますか。嫌な気持ちになりますよね。
このように、マイナスな行動をとってしまいそうな時は自分がそれをされたらどんな気持ちになるかという目線で考えてみましょう。
相手のことを考えて行動をすれば、人間関係は自ずと良好なものになっていきます。
入社したてで人間関係に悩むのは普通?

入社したばかりの時期に「職場の空気に馴染めない」「先輩との距離感がわからない」「自分だけ浮いているきがする」と感じてしまうことは決して珍しいことではありません。
むしろ新入社員や中途入社直後の方の多くが、仕事内容よりも人間関係で最初につまづく傾向があります。
- 職場内のルールや暗黙の了解が見えていない
- 周囲もあなたをどう扱えばいいか探っている段階
- 評価される立場になったことで緊張が強くなっている
このように、性格や能力ではなく環境的な要因による影響が大半になりますので、この段階で「自分は社会人に向いていない」などと結論を出してしまう必要はありません。
入社直後は人間関係が完成していない未確定な状態であることが普通ですので、まずは「今はそういう時期なんだ」と理解することが気持ちを楽にする第一歩になります。
入社したてで人間関係に悩んだ際の対処法
まずは気持ちを「入社したてだからしょうがない」と考えることが重要となりますが、なかなか前向きに考えを変えることができない人もいるかと思います。
ここでは対処法をご紹介しますので、自分が楽に感じられる方法を取り入れていきましょう。
無理に馴染もうとしない
入社直後にやりがちなのが、「早く現場に馴染まなきゃ」「好かれないといけない」と自分を無理に職場に合わせてしまうことです。
しかし入社直後のタイミングでは、「価値観」や「人間関係の距離感」、「職場の空気」がまだわからならいのは当然です。
そのため、入社直後の時期に関しては、「仲良くなる」よりも「業務を無難にこなす」ことや、最低限の挨拶や報連相ができていればOKという様に考えましょう。
合わない人がいる前提で考える
どんな職場でも相性が合わない人が必ず存在しますが、これは「あなたが悪い」「社会人失格」という話ではありません。
特に入社直後は、「話しかけにくい先輩」「冷たい態度の同僚」「距離感がわからない上司」などに敏感に反応しがちですが、全員と良好な関係を築く必要はありません。
全員とうまくやろうと考えれば考えるほど精神的ストレスが強くなるため、仕事上で支障が出ない関係を目標にしてみましょう。
一人で抱え込まず環境のせいも疑う
入社してすぐ人間関係に悩むと、「自分に問題があるのでは?」と考えてしまいがちになります。
しかし実際には、教育体制が整っていなかったり、フォローする余裕がないなどの会社側の問題であるケースも多くあります。
この場合、我慢をしたり努力をするだけで解決を望むのは難しいため、信頼できる先輩や上司に相談したり、社外の人に話して状況を整理したり、ここだけじゃないと視野を広げたりしましょう。
この行動が自分を守るための正しい対処に繋がります。
職場の人間関係に悩んでいる方におすすめの本3選

ここでは、職場の人間関係に悩んでいるときにぜひ読んでいただきたい本を3つご紹介します。
①天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ
まずは、北野唯我氏の人気ブログ「凡人が、天才を殺すことがある理由。」(https://yuiga-k.hatenablog.com/entry/2018/02/23/113000)を物語にして書籍化した「天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ」です。
職場の人間関係の悩みの一つ「なぜ、あの人はわかってくれないのか」の答えが見えてくる一冊です。
②大人になってからの人間関係-信頼を深めるための3ステップ
2冊目はリレーションシップ・コーチ(=人間関係形成のエキスパート)の著者キーラ・アサトリアンが徹底解説する大人のための「人間関係構築大全」です。
「つい我慢してしまう」「何だかうまくいかない」「どうも心が重い」人間関係に疲れて少し生きづらさを感じている人におすすめです。きっと楽に呼吸できるようになります。
③嫌われる勇気
3冊目の「嫌われる勇気」はは心理学界の三大巨匠の1人であるアルフレッド・アドラーの思想を哲学者と青年の対話形式によって解き明かしています。職場などの対人関係に悩み、人生に悩む人が読むべきアドラー心理学の新しい入門書です。
人間関係を気にしたくない時に読みたい名言3選

人間関係を気にしたくない時、職場の人間関係に疲れた時に効く名言を3つご紹介します。
ドイツの哲学者ニーチェの名言
「人が意見に反対するときはだいたいその伝え方が気に食わないときである。」
(One often contradicts an opinion when what is uncongenial is really the tone in which it was conveyed.)
プロバスケットボール選手マイケルジョーダンの名言
「成功したいと思うなら自己中心的でなければいけない。だがもし最高のレベルに達したなら、自己中心的であってはいけない。他人とうまく付き合い、一人になってはならない。」
(To be successful you have to be selfish, or else you never achieve. And once you get to your highest level, then you have to be unselfish. Stay reachable. Stay in touch. Don’t isolate.)
芸術家岡本太郎の名言
チームを作ったり、コンビで何かやるときは、遠慮したり、内にこもらず、面白くぶつかりあうことが大事だね。ぶつかりあうことが面白いと思ってお互いをぶつけあう。そうすれば、逆に生きてくる。
職場の人間関係を気にしすぎることのリスク

職場の人間関係を全く気にしないのは難しいですが、気にしすぎると2つのリスクが考えられます。
- 仕事の効率が落ちてミスが増える
- ストレスによる精神疾患を患うこともある
仕事の効率が落ちてミスが増える
人間関係を気に過ぎると、周囲に気を使ったり自分の態度や言葉遣いをいちいち気にしたりして、業務以外のことに使う労力が増えてしまいます。
そのような状態だと集中できないばかりではなく、いつも緊張と疲れの中で作業することになるので、本来のパフォーマンスを発揮することができません。
また仕事のミスが増えると周囲の人から「仕事ができない人」と思われてしまい、それがまたミスを引き起こすという悪循環に陥ってしまう可能性があります。
ストレスによる精神疾患を患うこともある
職場の人間関係のストレスが溜まり過ぎると、「適応障害」や「うつ病」といった精神疾患を患うこともあります。
- 眠れない
- 食欲・体重の変化
- 何をしていても楽しくない
- 職場で落ち着かない、不安になる
- 家に籠りがちになる
このような症状が2週間以上続いているようなときは、危険信号かもしれません。早めに心療内科を受診し医師からアドバイスを受けるようにしましょう。
職場の人間関係を気にしない方法7選|上手な職場での過ごし方 まとめ

職場の人間関係は難しくプライベートよりも気を使います。かといって気にしすぎるとがんじがらめになってしまって仕事に支障をきたす可能性もあるので、うまく対処しながら適度な距離感を保つことが大切です。
職場の人間関係の問題は自分の努力だけではどうにもならないこともあります。手を尽くしてもどうにもならなかったら、異動や休職、退職といった方法で職場から離れて気持ちをリセットするようにしましょう。

