Aさん
Bさん
パートやアルバイトをし始めた方「さて頑張ろう!」と思っても、どうしても合わない職場では仕事を続けるのが難しいですよね。
働き始めて早々に「これは続けられないな」と悟ったときどうすればいいでしょうか。
オイトマスタッフ
- パートは退職日まで休むことで即日退職することが出来る!
- 通常は、退職届を出した2週間後にパートを辞められる
- パートを辞めるのにおすすめな理由は全部で6つ
- 退職代行を使えば、翌日からパートに行く必要なし!
- 退職代行を始めて利用するパートの方は、以下の退職代行の流れをまとめた動画もご覧ください。
結論:パートを今すぐ辞めることは可能
結論から申し上げます。パートやアルバイトは今すぐ辞められます。
実際、始めたばかりのパートをすぐに辞めなければならない状況はいくらでもあります。
Bさん
パートを今すぐ辞めてもいいものか、気になりますよね。冒頭でも申し上げた通り、
すぐに辞めても大丈夫です!
理由は、きちんと法律で「辞めてもいい」と定められているからです。契約社員の場合はまた話が変わってきますが、パートやアルバイトであれば、ほぼ間違いなく辞めることが出来るでしょう。
- パート先の雇い主と交渉して許可が出れば即日退職可能
- 法律上は退職の意思表示をして2週間で退職可能
- パートを辞める当日の給料は貰える
パート先の雇い主と交渉して許可が出れば即日退職可能
Bさん
まず一番最短で辞められるのはいつなのか?答えは即日です。
雇用主と本人双方の同意があれば即日に退社できます。
雇用契約書などに「退社を申し出るのは1カ月以上前」と書かれていても心配はありません。
法律と雇用契約書の内容では法律の方が上だからです。
ただ、なるべく揉めないようにお互いの話し合いの元、双方が合意できるような退職日を決められるように
目指しましょう。
法律上は退職の意思表示をして2週間で退職可能
オイトマスタッフ
民法では退職を申し出てから2週間で退職が完了すると定められています。(※契約期間の定めがない場合)
第六百二十七条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
簡単に言うと、いつでも退職を申し出ることができる。そして2週間後には辞められる。ということです。
(雇用期間の定めがない場合)
2週間の間の出社義務はないので、仕事へ行かなくても大丈夫です。労働者と言うのは想像よりも手厚く
法律によって守られています。
「退職したい」と上司に伝えたのにも関わらず、「すぐには辞められないよ」と言われても、
何の根拠もありません。個人の言ってることにすぎないのです。
パートを辞める当日の給料は貰える
Aさん
パートを辞めたとしても、もちろんお給料を支払ってもらう権利があります。万が一貰えなかった場合は労働基準局などに相談しましょう。必ず貰えるはずです。
急な退社だと請求しづらい気持ちは分かりますが、働いた分の賃金はきちんと頂きましょう。泣き寝入りは良ろしくありません。
ただし、まだ入社したばかりで研修中だった場合は正式な労働時間に換算されていたのかは確認が必要です。
聞きなれないかもしれませんが今は便利なサービスがあるのものです。あなたの代わりに勤め先とやり取りをしてくれるのでもし、お給料を貰えないと言われていてもきちんともらうことが出来るようになるでしょう。
始めたばかりのパートを辞める時の伝え方
これからパートを辞めようとしている方の中には、「店長にどうやって伝えたらいいんだろう?」と考えている方も多いのではないでしょうか?
オイトマスタッフ
- パートを辞めると伝えるタイミング
- パートを辞めると伝える人
- パートを辞めると伝える手段【電話・メール・直接】
パートを辞めると伝えるタイミング
パートを辞めようとした場合、“できるだけ早め”に伝えるのがおすすめです。
法律的には「退職の申し出をしてから2週間後に退職可能」ですが、職場によっては人手不足ですぐに辞めづらい雰囲気があります。
前倒しで辞めることを相談しておけば、スムーズに人員補充されて辞めやすくなるので、辞めたいと思ったら早めに相談しておきましょう。
繁忙期は職場が忙しくて人手不足になりがちなので、急ぎでなければ職場にゆとりが生まれやすい「閑散期」を狙って辞めるのも手です。
パートを辞めると伝える人
パートを辞める場合、「直属の上司」もしくは「店長」に伝えましょう。
パートリーダーや他のメンバーを通して伝えた場合、「どうして直接言わないんだ?」と怒りを買ってしまう恐れがあります。
退職の伝達ミスで問題を起こすと、余計に辞めづらくなるので注意が必要です。
オイトマスタッフ
パートを辞めると伝える手段【電話・メール・直接】
Bさん
結論、パートを辞める場合、できるだけ直接対面して伝えましょう。
一般的には口頭で伝えるのがマナーとされているので、特別な理由が無ければ電話やメールでの連絡は避けるのがおすすめです。
ちなみに、電話やメールで伝える理由の例として、以下が挙げられます。
- 店長が忙しくてアポが取れない
- 体調不良で職場に顔を出せない
- 次の出勤日がかなり遠い
上記のような場合、電話やメールで辞める意思を伝えても問題ありません。
オイトマスタッフ
始めたばかりのパートを辞める際の理由を例でご紹介
Aさん
「始めたばかりのパートを一体みんなはどんな理由で辞めているのだろう?」と気になりますよね。
そこでよくある退職理由を5つピックアップしました。
どれもやむを得ない理由ですし、辞めた後も角が立たない理由となっています。ご自身の理由に近いものがある場合はぜひ参考になさってください。
- 退職理由①:家庭の事情
- 退職理由②:自身の健康状態の悪化
- 退職理由③:引っ越し
- 退職理由④:身内の介護
- 退職理由⑤:学業に専念
退職理由①:家庭の事情
Bさん
家庭の事情は人それぞれです。
家族の中で他に家事を手伝ってくれる人がいなければ全て自分にのしかかってきます。パートどころではありませんよね。
「家のことで手いっぱいでパートに出れなくなってしまいました」と勤め先の人に相談しましょう。「家のことより仕事を優先しなさい」と言う上司はまずいないでしょう。
退職理由②:自身の健康状態の悪化
Aさん
2つ目は自身の健康状態の悪化です。すぐ直る病気ならいいですが長期でリハビリが必要な外傷や、精神的な疾患も考えられます。
心を病んでしまう方の中には相手のことを考えすぎるあまり、勤め先に迷惑をかけまいと無理して仕事を続けようとしてしまう方が多いです。ですが、自身の健康が損なわれたら元も子もありません。
もし自分の口から退職を申し出るのが心苦しいのであれば退職代行の手を借りましょう。退職代行はあなたの事情をしっかりと勤め先に伝えてくれるので勤め先からも変な辞め方だと誤解されずに辞めることが出来ます。
退職理由③:引っ越し
Bさん
やむを得ない理由の一つに引っ越しがあります。配偶者の転勤や子供の進学、親の介護の為に近くに住むことになった等。急な引っ越しが決まる可能性は十分に考えられます。
引っ越してからも通える範囲であれば仕事を続けられますが、片道1時間以上かかるのであれば通勤は厳しそうです。交通費の上限もパートは低く設定されていることが多いでので自腹で交通費を捻出するのは家計的にも痛手ですよね。
引っ越しが理由で物理的に通うのが厳しいのであれば、勤め先の人も納得してもらえるのではないでしょうか。ただ、やはりあなたの穴を埋めるために、新しい人を雇う準備が必要等が必要だと思われるので、引っ越しが決まり次第、退職の意図を伝えるのが親切ですね。
退職理由④:身内の介護
Aさん
高齢化の日本では介護の問題が深刻とはニュースでよく聞きます。老人ホームやデイケアなどを利用できればいいですが、待ち人数が多かったり自治体によっては支援が行き届いてない所もあるようです。
介護が必要な人の割合は年齢別だと60代が3%、70代が10%、80代で30~60%にもなります。この数字がこれからも増え続けると思うと大変な時代がやってくるなと言う感じがしますね。
さらに、今では家族構成次第で学生などの若い人も介護に参加しており、ヤングケアラーと呼ばれているそうです。介護は朝も夜も付きっ切りになることもあります。
退職理由⑤:学業に専念
Bさん
パートやアルバイトをしている方はの中には学生の方が多いかもしれません。学生の本分は勉強、学業ですよね。高校生なら定期テストや行事、部活動。大学生ならゼミやサークル卒論など、やらなければいけないことがたくさんあります。
パートを始めたはいいけど、思ったよりも両立するのが厳しいと感じることはよくあることだと思います。
パートの人間関係が楽しく、辞めたくない場合もあるかもしれませんが、学業が疎かになってしまったら元も子もありません。
勤め先の人には「勉強に専念したいので、辞めさせていただきたいと考えています。」と伝えればほとんどの人は理解を示してくれるはずです。
パートを今すぐ辞める際の流れを解説
それではいざ、パートを辞める決心がついた方に辞める流れをお伝えします。退職するのに必要なのは3ステップなので気負わず読み進めて頂ければと思います。
慌てて退職を実行してしまうと必要な手順が抜けてしまうことがあるかもしれないので、きちんと確認してから退職されることをおすすめします。
STEP1.雇い主に退職の意思を示す
オイトマスタッフ
勤め先の責任者の方に退職の意思を伝えましょう。その際、仕事中の片手間に伝えるのは失礼なので「少しお時間を頂いても良いですか?お話したいことがあります」と事前にアポを取りましょう。
察しの良い上司であれば「退職の話かも?」と思い事前に最後の出勤日は何日以降にしてもらおう、などと考えておいてくれるかもしれません。
そして、退職を伝えるときにまどろっこしく伝えずにはっきりと伝えるのがポイントです。
よく、退職を申し出るのが気まずい、心苦しいと言う方がいますが、なるべく気にしない方が良いです。正社員ならまだしも、パートであればすぐ次の人を雇えます。
例え人不足の職場だったとしてもそれはあなたが気にすることではありませんので、なるべく気負わずサクッと退職を伝えましょう。
オイトマスタッフ
STEP2.有給があれば有給を消化する
有給休暇は6カ月以上働き、8割以上出社した人に付与されます。有給休暇は、労働者に認められた権利です(労働基準法第39条に拠る)
従業員は権利の行使によって、給与を支払われる休暇を取得できます。
また、企業側には条件を満たした従業員に対して、有給休暇を付与する義務が発生します。
パートであっても有休を付与されることは十分に考えられるので、退職日は有休を消化した後に設定しましょう。
辞め際で有休の消化を申し出た時に、ごくまれに渋る上司がいるかもしれませんが、有休の取得は労働者の権利ですのであまりにも要望が通らなそうなときは労働基準局に相談するか退職代行に依頼しましょう。
STEP3.退職の手続きを進める
退職の手続きを進めていきましょう。まずは退職届の準備です。記入必須項目などがあるのでフォーマットはインターネットで調べましょう。
次に、離職票や雇用保険被保険者証や源泉徴収票などの必要書類の発行依頼も忘れず頼みましょう。退職後に保険証の手続きをする際などに必要になってきます。
あとは借り受けているユニフォームや備品などを返す準備をしましょう。制服などは必ずクリーニングに出すのが一般的です。
また、これは必ずではないですが退職日に残っているスタッフの皆さんあてに菓子折りなどの差し入れを持っていくと好印象で辞めることが出来るかもしれません。
餞別のプレゼントを渡す必要はないにしても元同僚の方に挨拶も込めて差し入れと、メモ紙にメッセージをつけるとより好印象で辞めることが出来るかもしれません。小さな気遣いですがもし余裕があるのであればお勧めします。
始めたばかりのパートを辞めた人達の体験談
パートを辞めることを前向きに考えている方の中には、「実際にパートを辞めた人のリアルな感想を見てみたい」と思っている方も多いのではないでしょうか?
オイトマスタッフ
- パートが合わなくてすぐに辞めた50代女性
- パートを1日で辞めた40代女性
事前に辞めた人の成功体験談を見ておけば、安心して辞められます。
パートが合わなくてすぐに辞めた50代女性
年齢:50歳
勤続年数:5年
長く働いていたコールセンターの仕事を辞めました。理由は仕事のマンネリを感じてしまったからです。クレーム対応などのストレスには慣れもあってか特に気になりませんでしたが、他の仕事もやりたくなってしまいました。ざっくりと求人を見てみると自分が気になる仕事がチラホラあったので、今後はそちらに挑戦してみようと思います。高齢だからといって辞めることを臆する必要はありません。
パートを1日で辞めた40代女性
年齢:42歳
勤続年数:1日
とある飲食店でアルバイトを始めましたが、職場がブラック感満載でした。基本的に仕事の指示は高圧的でパートの扱いが酷く、人間関係も悪そうな雰囲気が漂っていました。初出勤日に大きなイメージのギャップを感じ、「ここでは働き続けられない」と思ったので、すぐに店長に相談して辞めさせてもらうことにしました。やはり、職場の良し悪しは入ってみないとわからないものですね。これからアルバイトに初出勤する方は、本当に働き続けられる環境かどうかをしっかりと見極めましょう。
パートを辞める際によくある質問
ここまで読み進めて頂いた中でいくつか疑問を抱えている人がいるかもしれません。
パートを辞めるのは人生であまり何度もあるわけではないので、分からない点があるのも無理はありません。
よく質問にあがるパートを辞める際に疑問に思う事の代表3つをピックアップしました。少しでも疑問が晴れれば良いなと思います。
- 入ったばかりのパートを辞めたいのですが、当日でも辞められますか?
- パートが辞め時だというサインは何かありますか?
- 体調不良でパートを休んでしまったのですが、そのまま辞められますか?
始めたばかりのパートを今すぐ辞める方法まとめ
始めたばかりのパートを辞めるのは少し気が引けることかもしれませんが、不安を一つづつ解消していけば何も難しいことはありません。
「この仕事、違うな」と思った仕事は、続けていてもその違和感は大きくなっていきます。パートに入ってからしばらくは教育係がついて仕事を教えて貰い、時間を費やして貰うことになります。
どちらにしても仕事を続けないのなら、決断は早い方が良いです。職場の人も、教育に時間を割かないで済みます。
パートを短期間で辞める人は思ったよりもたくさんいます。自分だけが非常識なのかも、、と思わずに、退職は当然の権利だと思ってサクッと退職しましょう。