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退職代行は即日退職できる便利なサービスですが、いざ利用して転職先にバレたら嫌ですよね。
退職代行の利用を検討している方の中には、「退職代行って転職先にバレるの?」「バレたら不採用になる?」と心配している方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、退職代行に関する詳細な情報が気になっている方のために「退職代行の個人情報の保守性」や「退職代行の利用が転職に影響しないか」について解説します。
本記事を読めば、退職代行を利用する際の注意点がわかり、安心して退職代行を使えるようになるのでぜひ最後までご覧ください。
- 退職代行の利用は転職先にはバレない!
- 個人情報保護法により利用者の個人情報は守られる!
- 退職代行の利用による退職は一身上の都合となるから転職に不利になることはない!
- 退職代行の利用が転職先にバレる可能はゼロではないが、事前対策で未然に防げる!
- 退職代行は退職から転職まで対応してくれるアフターフォロー付き業者がおすすめ!
【結論】退職代行の利用は転職先にはバレない!
基本的に退職代行は利用者の個人情報を外部に漏らすことはないため、転職先にバレるリスクは低いです。
次の4つのことから、退職代行の利用が転職先にバレない理由を解説していきます。
- 個人の情報を提供することは個人情報保護法違反になる
- 退職理由が懲戒解雇ではなく一身上の都合だから
- 転職先の面接で退職代行の利用を伝える義務もないから
- 退職代行の利用履歴は照会できるデータとして残らないため
個人の情報を提供することは個人情報保護法違反になる
退職代行業者は個人情報保護法により、利用者のプライバシーを徹底的に保護することを規約としています。
退職代行業者から転職先へ利用者の情報を提供することも、例え身内だとしても利用者から無断で家族へ連絡することもありません。
しかし、退職代行業者を利用する際は信頼できる業者であるか十分に調べておくことが必要です。
退職代行業者の中には悪徳業者も存在するので注意しましょう。
「杜撰な管理体制から利用者の情報が流失してしまった」という事例もあるため、退職代行業者を利用する前には必ず評判や口コミなどを事前に確認しておきましょう。
また、会社側も個人情報を守る規則があります。
社員のプライバシーを保守するため、外部への個人情報の提供は禁止されています。
これにより、利用者は転職先へバレずに就職できるのです。
退職理由が懲戒解雇ではなく一身上の都合だから
懲戒解雇とは会社側が社員に対して罰を与えるための解雇のことで、解雇の種類の中でも極めて重い処分です。
懲戒解雇は離職票に記載されるため、履歴書の経歴欄に書く必要があります。
採用担当者が懲戒解雇の事実を知った際は、理由や退職に至った流れなどを調べることがあるため、もし退職代行業者を使って退職した場合はバレてしまう可能性があります。
それに対して一身上の都合とは、退職者の「自己都合での退職」のことです。
退職代行利用は違法な行為ではないため、離職票や履歴書には退職理由を一身上の都合と記載できます。
採用担当者はそれ以上の情報を知りようがないため、退職代行業者を使ったことはバレません。
転職先の面接で退職代行の利用を伝える義務もないから
面接時に転職先から前職の退職理由を聞かれたとしても、退職代行を使って辞めたと伝えるのではなく、退職の理由だけを伝えるようにしましょう。
面接で退職代行の利用を伝える義務はありません。
例え就職後に前職で退職代行を使ったことがバレたとしても、隠ぺいの罪などを問われる事もないのです。
なぜなら退職代行の利用は個人の自由ですし、違法な行為ではないので負い目を感じる必要はありません。
もし退職代行の利用理由を聞かれた際は、正当な理由を伝えれば問題ありません。
あなたの退職に対する誠実な思いが通じれば、周りの人も理解してくれるはずです。
そしてバレたことに焦ってしまわず、落ち着いて毅然とした態度でいることが大切です。
退職代行の利用履歴は照会できるデータとして残らないため
履歴書の経歴欄に書く項目はどれくらいの期間、会社名、どこの部署・担当業務、そして退職に至った理由を書くことが一般的とされています。
ここで退職代行の利用を正直に書く必要はありません。
なぜなら退職代行の利用は法的な記録に一切残らないからです。
離職票の退職理由には一身上の都合や自己都合と記載されるため、転職先に退職代行を利用したことは基本的にバレません。
そのため退職の理由は「一身上の都合で退職」と書くようにしましょう。
そして転職先へ必要書類を提出したあとに、退職代行を利用した事実はどの書類にも記載はないので、あなたが退職代行の利用を口に出さなければ誰にもバレずに就職できます。
退職代行を使ったことが転職先にバレるリスクが高いケース
ほとんどの場合、退職代行を利用して転職先にバレるリスクは低いですが、例外もあります。
細かく言えばバレるケースも存在するので、自分の置かれている環境や日頃の習慣を見直して自分に当てはまるものはないか確認しましょう。
- 前職のグループ会社に転職する場合
- 病院や地方など噂が回りやすい環境に居た場合
- SNSの書き込みを転職先に見られた
- 退職代行者が転職先に電話をした
- 面接時にうっかりミスで退職代行を使ったと伝えてしまった
前職のグループ会社に転職する場合
前職のグループ会社に転職する場合は退職代行業者の利用がバレてしまうケースもあります。
会社は個人情報保護法により、社員の情報を外部へ漏洩することは禁止されています。
情報漏洩は同じグループの社員であっても禁止事項です。
しかし、世間話の延長で「社員が退職代行を使って退職した」という話題が出るかもしれません。
グループ会社同士で交流がある場合、そこから噂が広がり転職先にバレてしまう可能性もあります。
退職代行の利用を完全に転職先や周囲の人に知られたくないのであれば、前職と同じグループ会社への転職は避けた方が良いです。
とはいえ、情報漏洩はあってはならないことですし、あくまでも退職代行業者の利用がバレる可能性のあるケースの例です。
病院や地方など噂が回りやすい環境に居た場合
病院や地方などのアットホームな環境は、噂が回りやすいので要注意です。
親が親戚やご近所同士で話し込んでいるときに、「子どもが退職代行を使って退職した」とポロッと口にしまうかもしれません。
今や退職代行の利用は一般的ですが、地方のように人口の少ない地域では都心と比べて退職代行を利用している人数が少なく、物珍しい感覚が強いです。
ですから一度話してしまうと根掘り葉掘り聞かれてしまい、知人から知人へと噂が回ってしまうなんてことにも成りかねません。
初めて退職代行を利用する際は、不安な気持ちから信頼できる家族や知人に相談したいと思う方もいますが、万が一のことを考慮すると誰にも言わないことが賢明です。
SNSの書き込みを転職先に見られた
会社によっては内定前に採用者が会社とマッチングしているか、SNSを使って調査をすることがあります。
このSNS調査は、採用者の前職での勤務態度や業務遂行能力、人柄などを調べることが目的です。
以前までは一般的だった前職調査が背景になっており、今ではSNSでも調査が行われています。
仮に本名でSNSを登録していると特定されてしまう可能性が高いため要注意です。
また別名で登録していた場合でも、投稿の内容から特定されることがあるため、できるだけ身元のわかるような投稿は避けることをおすすめします。
退職代行利用のことを誰かに話したくなるかもしれませんが、身の回りや転職先にバレることを避けるためにも投稿は控えましょう。
退職代行業者が転職先に電話をした
退職代行業者の利用がバレるケースとして、退職代行業者が転職先へ連絡をすることが挙げられますが、このようなことはほとんどあり得ません。
退職代行業者は利用者の代わりに会社へ退職の意向を伝える仲介的な役割を担う業者です。
逆に言ってしまえば、連絡は前職のみに行われます。
しかし退職代行業者によっては、退職後の転職サポートまで対応してくれる業者もあります。
その際に「退職代行業者が転職先とやり取りが行われるのではないか?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、結論その心配はありません。
退職代行業者の転職サポートは転職エージェントと連携して、利用者に転職先の情報を提供するシステムになります。
ですから退職代行業者から転職先に連絡することは一切なく、転職先にバレることなく転職活動が行えるのです。
面接時にうっかりミスで退職代行を使ったと伝えてしまった
面接時に採用担当者から退職理由を聞かれることもあるでしょう。
焦りなどから退職代行を利用したと自分から暴露してしまうことがあります。
当然ながら自分の口で伝えてしまえば採用担当者に知られ渡ってしまい、不採用となってしまう恐れがあります。
面接時には退職代行を使った部分のみを省き、退職に至った理由のみを伝えるようにしましょう。
万が一退職代行業者を利用したことを伝えてしまっても、退職代行業者を利用した正当な理由があれば問題ありません。
例えば、「退職の意向を何度も伝えているのにも関わらず、会社側に受け入れてもらえず無視をされ続けていた」など、やむを得ず退職代行業者を利用した旨を伝えれば採用担当者も納得するはずです。
退職代行の利用が転職先にバレないようにする事前対策
退職代行を利用して思いもよらぬことで転職先にバレてしまうケースもありますが、事前対策を施せば未然に防げます。
次の4つのことをそれぞれ詳しく解説していくので、退職代行の利用を検討している方は是非参考にしてください。
- 退職代行業者に転職先は伝えない
- 面接で伝える退職理由を明確に指定おく
- グループ会社に転職するのは避ける
- 退職代行を使ったことを誰にも言わない・書き込まない
退職代行業者に転職先は伝えない
退職代行業者が転職先へ直接コンタクトをとることはありません。
しかし、万が一退職代行業者が利用者の転職後の様子を伺うために連絡をしてきたとします。
また緊急連絡先を転職先の電話番号にしていた場合、退職時の不備があったときに転職先に連絡が入ってしまいます。
このようにもしものことを想定して、退職代行業者には転職先を伝えることは控えましょう。
ただ基本的には退職代行業者が前職以外に連絡をとることはないので、心配する必要はありません。
面接で伝える退職理由を明確にしておく
面接時に退職理由を聞かれた際に、焦りから退職代行業者の利用を言ってしまう恐れがあります。
退職理由を聞かれても口を滑らせることがないように、伝える退職理由を明確にしておきましょう。
例えば「パワハラを受け、上司に相談しましたが改善の余地がなかったため退職しました」や、「人間関係に悩み、関係修復を目指しましたが修復に至らなかったため退職をしました」などがあります。
「◯◯が原因で、改善するために努力をしたが上手くいかなかった」という伝え方をすれば採用担当者に退職に対する誠実さが伝わり、納得されやすいです。
採用担当者は退職に至った理由だけを知りたいので、退職代行業者の利用を伝える必要はありません。
グループ会社に転職するのは避ける
グループ会社間では従業員同士で交流があることも少なくありません。
個人情報の流失は禁止ですが、世間話として「社員が退職代行を使って退職した」と話してしまう可能性があります。
話が盛り上がってしまい、転職先にあなたが当の本人かもと勘づかれてしまうなんてことにも成りかねません。
噂話が回るのは早く、採用担当者の耳に入ると採用取り消しになる恐れがあります。
また採用取り消しにならずとも、周りの社員に噂が広まってしまうかもしれません。
退職代行の利用したことを秘密にして転職するなら、前職のグループ会社への転職は避けることをおすすめします。
退職代行を使ったことを誰にも言わない・書き込まない
噂話はどこから広がるかわかりません。
「火のないところに煙はたたぬ」と言いますから、誰にも言わないことが賢明です。
またSNSへの書き込みも同様です。
SNSは拡散力が高いですし、何より転職先が採用者の情報をチェックしている可能性があります。
本名とは別の名前で登録していたとしても、投稿内容で特定されてしまうことがあるため投稿には注意しましょう。
退職代行を利用したことがバレないためにも、退職後から転職先の内定が決まるまではSNSの投稿を控えることがおすすめです。
退職代行を利用した後に転職する際によくある質問
退職代行を使ったことは転職先にバレない!まとめ
- 個人情報保護法により、退職代行業者や会社は情報漏洩をすることはない
- 退職代行利用での退職理由は一身上の都合になるため、転職に不利にならない
- 転職先での面接では、退職代行の利用を伝える義務はないので退職の理由のみ伝えれば良い
- 退職代行利用の履歴は照会データに残らないので転職先にバレることはない
退職代行の利用は、余程のことがない限り転職先へバレることはありません。
また退職後の転職に不安を感じている方はアフターフォロー付きの退職代行業者がおすすめです。
退職から転職までがスムーズに完了することで、悩みを抱えている今の状況からいち早く脱却できます。
転職は人生の大切なターニングポイントです。この記事が転職を考えている方の参考になれば幸いです。
また、退職代行の流れは以下の記事にて詳しく解説しています。
その他にも退職代行を利用した方が良いケースやメリットなども紹介していますので、退職代行の利用を検討している方は併せてご覧ください。