最近、退職代行を利用して保育園を辞める保育士が増えています。上司(園長、主任)のパワハラや同僚からのいじめなど、職場の人間関係に限界を感じて辞めたいという方が大変多いです。
しかし一方で、人手不足による強引な引き止めや、子供に対する責任感が強すぎるために、なかなか退職を切り出しにくいものです。環境を変えるのは大きなストレスが発生しますが、今の環境で働き続けても、自分の人生は好転しません。
今回は退職を切り出せない保育士の方向けに、退職代行を利用して保育士を辞める方法をご紹介します。
- 結論:退職代行で保育士を辞めることは可能
- 退職代行を使うべき保育士の特徴5つ
- 退職代行を選ぶ際は、追加料金の有無を確認!
- 退職代行OITOMAなら退職率100%で全額返金保証付き!
退職代行とは?基本情報をご紹介
退職代行とは、仕事を辞めたい当事者本人に代わって、退職の意向を会社に伝えてくれるサービスです。
職場の人と会ったり連絡したりすることなく、しかも即日退職できることから最近利用者が増え始めています。
万が一辞める際に有給休暇が残っている場合でも、直接会社と交渉して有給を消化してくれるため、利用者(退職者)側が特に面倒な手続きをしなくて済む点も大きな魅力です。
- 退職の意向を、本人に代わって会社に伝えてくれる
- 最短で、依頼日当日に退職が可能
- 上司や同僚に引き留められることなく退職できる
- 退職時に残っている有給休暇の消化にも対応
退職代行を使うべき保育士の特徴
次の項目に当てはまる場合、退職代行を使うべき保育士だと言えます。
- ブラックな保育園に勤務していて、今すぐ辞めたい保育士
- 上司(園長・主任など)が怖くて退職を切り出せない保育士
- 人手不足などが理由で、強引な引き止めに合っている保育士
- 退職前に有給休暇を消化したい保育士
- 残業代などの未払い賃金や退職金を請求したい保育士
人手不足などの過酷な環境だと、上司(園長・主任など)から強く引き止められそうで、自分からはなかなか退職を切り出しにくいですよね。
退職代行を利用すれば即日退職が可能なため、依頼した地点から職場に行く必要がなくなります。
また有給の消化や、残業代などの未払い賃金、退職金の請求など、依頼者一人で行うにはとても難しい交渉も、弁護士資格や団体交渉権を持つ退職代行業者が代わりに行ってくれるので安心です。
では、次からは退職代行をおすすめする具体的な理由を見ていきましょう。
特徴1:ブラックな保育園に勤務
勤めている保育園がいわゆる「ブラック保育園」の場合、自力で退職するよりも退職代行の活用をおすすめします。
「有給が使えない」「残業代がでない」「日頃から人使いが荒い」など、普段からまともにコミュニケーションがとれない職場の場合「退職したい」と意思を伝えても、取り合ってもらえない可能性が極めて高いです。またなんとか退職が決まったとしても「有給は使えない」「○月までは辞めないでほしい」と、自分の要望を聞き入れてもらえないケースも。
そのため、ブラックな保育園からの退職を目指す場合、退職代行はとても役立ちます。退職代行を活用すれば、自分では言い出しにくい退職の意志はもちろん、有給の消化や退職手続きまでをサポートしてもらえます。
特徴2:上司(園長・主任など)が怖い
仕事を辞める原因の中に「上司との人間関係」があります。
とくに保育園の場合、女性が多い職場のため、人間関係に問題を抱える方が非常に多くいます。実際、子どもたちや保護者に対してとても好印象な園長であっても、事務室や見えないところで他の先生の悪口を言っている光景を見かけます。さらに悪質な場合、1人の保育士を園長やリーダーが主体となりいじめのような状態になっている職場もあります。
このような職場の場合、被害に遭っている方は「もう顔も見たくない」と感じます。上司との関係が悪い場合、業務が円滑に進まないだけでなく、心身にもサインが現れます。「職場に行くと吐き気がする」「苦手な上司とシフトが同じだと涙が出てくる」といった追い詰められている場合、自力での退職よりも退職代行を使って退職すると精神的に負担を軽くできます。
特徴3:強引な引き止めに合っている
自分で退職の意思を伝えても、強引な引き止めが続く場合にも退職代行は有効です。
どの地域でも保育士の数は常に不足していることから、退職の意志を伝えると多くの場合、引き止めにあいます。中には「辞めることは許さない」「辞めるなら代わりを見つけて」と悪質な引き止めを行う保育園もあります。本来、退職は自由で保育園側に引き止める権利はありません。しかし退職する側は後ろめたさを感じ、どうしても強気になれません。
たしかに退職することで人員の補充や新人の育成が必要となります。しかしこれらは保育園の責任であって、あなたに非はありません。それでもやはり後ろめたさを感じる場合、退職代行に仲介してもらうことで引き止めに屈することなく退職が叶います。
特徴4:退職前に有給休暇を消化したい
どのような雇用形態であっても、有給休暇を取得する権利があります。
しかし人手不足の保育園の場合、なかなか有給を使えず退職する際には、有給を多く持った状態のケースがたびたび見られます。有給は働く方の権利であるにもかかわらず、実際には使えない状況。これは退職のときも変わらず「退職する前に有給消化させてください」とは言いにくい環境が多くあります。
そのため「有給を消化して退職したい」と考える場合、退職代行の活用をおすすめします。退職代行であれば、退職の意思はもちろん有給の消化や退職の手続きなど、わずらわしい作業を一任できます。退職代行を活用し、フルパワーで新しい職場で働き始められるようにしてみましょう。
特徴5:残業代などの未払い賃金や退職金を請求したい
退職する際に悩む「お金の問題」
ブラックな保育園では、退職する際に退職金や残業代をうやむやにされる悪質なケースが多いです。また先述した通り、退職する方は後ろめたさを感じるため「残業代が支払われていないけど言い出せない」「辞められるならもうお金の問題はいい」とお金の問題に関して泣き寝入りすることもあります。
しかし退職代行を活用すれば、未払いの残業代や退職金の支払いについて話し合うことが可能です。残業代や退職金はあなたが一生懸命働いた対価です。支払ってもらうことは贅沢なことではありません。自力での交渉が難しい場合、退職代行を活用して未払金を支払ってもらいましょう。
退職代行を使って保育士を辞めるメリット・デメリットをご紹介
退職代行を使って保育士を辞めるメリット・デメリットについてご紹介します。簡単にまとめると、下記のとおりです。
- 保育園を即日退職することが出来る
- ブラック保育園から脱出することが出来る
- 園長に引き留められることなく退職できる
- 保育園を退職するのに費用が掛かる
- 保育園の園長や社員と関係が悪くなる可能性がある
それぞれ順番に解説していきます。
退職代行を使って保育士を辞めるメリット
退職代行を使って保育士を辞めるメリットは下記のとおりです。
- 保育園を即日退職することが出来る
- ブラック保育園から脱出することが出来る
- 園長に引き留められることなく退職できる
順番に解説します。
メリット①保育園を即日退職することが出来る
退職代行を利用すると即日退職することができるので、依頼した当日から職場に行く必要がなくなります。
保育士は年度に縛られてなかなか辞められないという印象が強いですが、年度末まで退職を待たないといけないということはありません。一般的な企業と同じく、2週間前に退職の意向を申し出れば退職することができます。
しかも、退職代行を依頼すると、代行業者がすぐに職場と交渉してくれるため、年度末といったタイミングを気にすることなく退職に踏み切ることができます。
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メリット②ブラック保育園から脱出することが出来る
保育士を含めた教育業界全体が、いわゆる「ブラック業界」と呼ばれるほど、現場の労働環境はかなり厳しいものとなっています。子どもの面倒を見たり、担当している子どもの様子を連絡帳に記入したり、行事の準備が必要であれば夜遅くまで残業したりするなど、保育士の仕事内容は想像以上に大変です。
膨大な仕事量に対して、実際の平均年収は300万円前後と、給料は決して高いとも言えません。実際に、保育士の退職理由の27.7%が「仕事量が多い」、24.9%が「労働時間が長い」という結果が報告されています。
過酷な労働環境で、割に合わない給料で働いている保育士の方がほとんどなので、今の現状から抜け出したいのであれば、退職代行は有効な手段であると言えます。
メリット③園長に引き留められることなく退職できる
退職代行サービスを利用すると、退職代行業者が代理で退職の意思を伝えてくれるので、園長と連絡することなく辞めることができます。退職者自ら園長と顔を合わさなくてもいいため、強引に引き止められる心配もありません。
どうしても園長に直接退職の意思を伝えられない方でも、安心して退職することができます。
退職代行を使って保育士を辞めるデメリット
退職代行を使って保育士を辞めるデメリットは下記のとおりです。
- 保育士を退職するのに費用がかかる
- 保育園の園長や社員と関係が悪くなる可能性がある
こちらも順番に解説します。
デメリット①保育士を退職するのに費用がかかる
退職代行を依頼するには、当然ですが、それ相応の費用が発生します。労働組合が運営している退職代行業者の利用料金の相場は3~5万円ほど、弁護士運営の場合でも5~6万円ほどです。
しかし、退職代行業者に依頼する方の多くは、辞めることに後ろめたさを感じている方や、パワハラなどで精神的に追い込まれている方ばかりです。とくにパワハラが原因の場合、できるかぎり職場に足を運ばず退職したいケースが多いです。
また、保育士は多くの職場で人手不足のため、退職を自ら申し出ても引き止められてしまう現状にあります。そのためお金を払って解決できるのであれば、安いと感じる方が多いでしょう。
また退職代行を依頼すれば、退職代行業者が職場に有給や未払いの残業代の請求を行ってくれます。人手不足の保育園では、有給を取得することが難しく「あまったまま退職するのももったいない」と感じる方が多くいます。さらに「有給を使ってから退職したい」と言い出すことも、非常に勇気が必要です。そのため有給消化をして退職したい場合、退職代行を活用すれば多くの職場が要求に応じてくれるので、それだけでも退職にかかった費用を十分に取り戻すことは可能です。
デメリット②保育園の園長や社員と関係が悪くなる可能性がある
退職代行を利用すれば基本的に退職できますが、園長や同僚に直接意思を伝えずに辞めることになり、円満退職にはなりません。ただ、そこでの人間関係は、その職場を辞めてしまえば関係が終わってしまいますよね。
「もう二度と会うことはない」と思えば、気楽に去ることができるし、その人たちのことは、ある程度時間が経てば気にならなくなるでしょう。
ちなみに職場の園長や社員は、退職代行を使って辞めた保育士のことを口外してはいけないので、辞めた後の生活も安心です。もし自分で退職の意思を伝えられないなら、迷わず退職代行を使うべきです。
デメリット③同じ地域での再就職が難しくなる
3つ目のデメリットとして挙げられるものが「近隣での再就職が難しい」点です。
退職代行を使うと、苦手な上司やわずらわしい人間関係をパスして退職できます。しかし、また保育士として同じ地域で働く場合、退職した保育園とかかわりが出てくる可能性があります。地域が近接している場合、思いがけないところで人間関係がつながっていることが多いです。そのため、退職代行を使って退職し、新たな園で働き始めたとしても「〇〇さんは隣の園を辞めてきたらしい」「しかも退職代行を使ったらしい」と噂される可能性も。
その場合、新しい園での人間関係に支障をきたします。せっかく新天地でリスタートしようとしたにもかかわらず、過去の退職が足かせになることは辛いですよね。
とくに地方の保育園の場合、地域の保育園は密接な関係にあるケースが多くなります。そのため、より新しい職場に過去の退職歴を知られる可能性が高まります。したがって、退職代行を使って辞めた場合、少し勤務地が遠くても他のエリアでに転職することをおすすめします。
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https://o-itoma.jp/retirement-agency-merit/
保育士が退職代行を利用する際の選び方
退職代行サービスは、主に弁護士が運営しているものと、労働組合が運営しているものとに分類されています。
- 弁護士運営
- 労働組合運営
それぞれに特徴や利用するメリットに違いがあるので、自分がどのサービスを利用すべきか、あらかじめ把握しておくといいでしょう。
では、弁護士運営の退職代行を選ぶべき保育士の特徴と、労働組合運営の退職代行を選ぶべき保育士の特徴について解説します。
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弁護士運営の退職代行を選ぶべき保育士の特徴
弁護士が運営する退職代行を選んだほうが良い保育士さんの特徴は下記の2つです。
- 残業代などの未払い給与の請求をしてほしい保育士
- セクハラやパワハラに対する慰謝料、労災請求をしたい保育士
弁護士資格を保有する弁護士が運営している退職代行では、残業代などの未払い給与やセクハラ・パワハラに対する慰謝料、労災請求の交渉を直接行ってくれます。
交渉に必要な証拠の収集や未払い給与の計算なども、弁護士側で一括して行うため、依頼者(退職者)側がしないといけない面倒な手続きがありません。
労働組合運営の退職代行を選ぶべき保育士の特徴
労働組合が運営する退職代行を選んだほうが良い保育士さんの特徴は下記の2つです。
- とにかく今すぐ辞めたい保育士
- できるだけ費用を安く抑えたい保育士
一般企業の会社員同様、退職の意思と有給を消化する旨を伝えるだけの場合は、労働組合が運営している退職代行業者がおすすめです。団体交渉権を持つ労働組合との交渉に応じない場合、会社側は違法になるため、退職に向けた交渉をスムーズに進められます。
残業代などの未払い給与やパワハラに対する慰謝料などは、弁護士資格を保有してしないと請求できず、証拠を立証するにもある程度の時間がかかります。
特にパワハラなども受けておらず、有給だけ消化してすぐに辞めたい方は、比較的費用を安く済ませられる労働組合運営の退職代行に依頼して大丈夫でしょう。
退職出来なかったら返金保証がある退職代行業者を選ぼう
前提として、労働者が退職の意思を伝えて辞められないという法律はないので、退職代行を依頼して失敗するということはあり得ません。
しかし、弁護士資格や団体交渉権を持たない一般の退職代行サービスに依頼した結果、退職できないどころか、返金にも対応してもらえなかったというケースもまれにあります。
万が一退職に失敗した場合に備えて、全額返金保証が付いている、労働組合運営の退職代行業者を選ぶといいでしょう。
- 退職代行OITOMA
- 退職代行SARABA
- 退職代行jobs
保育士が退職代行を使って退職するまでの流れ
保育士さんが、退職代行業者に依頼してから仕事を辞めるまでの流れは、下記の4STEPになります。
退職代行業者に問い合わせする
まずは、退職代行業者に問い合わせてみましょう。以下の3つの連絡方法がありますが、LINEでも対応しているので、よりスムーズにやり取りを行うことができます。
- LINE
- メール
- 電話
実際に依頼してみる
退職代行業者に問い合わせすると、スタッフから下記の質問事項とともに返信が来るので、質問に回答します。
- 個人情報 → 生年月日、住所、氏名、電話番号
- 雇用状況 → 雇用形態、勤続年数など
- 会社に関する情報 → 会社名、会社の電話番号、所属部署など
- 退職理由
- 職場に退職を伝える日時
- 希望退職日(有給があれば、有給を含めた退職予定日)
- 有給休暇の有無
- 退職金や未払い残業代の有無
- 会社からの連絡拒否の希望
- 会社に請求したい書類
- 返却が必要な会社の備品について
回答が終わったら、依頼料の支払方法と今後の流れを説明してもらえます。入金が完了次第、退職代行業者が職場に連絡をしてくれます。
退職代行業者が退職の意思を代わりに伝える
あとは退職代行業者からの連絡を待つだけです。退職代行業者が職場に連絡して退職の意思を伝えてくれます。
職場との交渉が終わったら、結果の報告と退職に関する手続きを教えてもらえます。退職届などの必要書類や職場から借りていた返却物を郵送するだけで退職手続きは完了です。
オイトマスタッフ
https://o-itoma.jp/retirementagency-flow/
保育士が退職代行を使って仕事を辞めることに関する意見をご紹介
保育士に限らず、退職代行を使って退職することには賛否両論あります。もちろん、人それぞれ考え方や価値観が異なるので、退職代行を良しとする意見も当然ありますが、「逃げ」「甘え」「無責任」などの厳しい意見も多数あります。
今回は、保育士が退職代行を利用して仕事を辞めることについて、ネットなどであがっている賛成意見と反対意見をまとめてご紹介します。
保育士が退職代行を使うことに対して賛成派の意見
- 人手不足は保育士にはどうしようもないから気にしなくていい
- 待遇や環境を見直さない職場に問題がある
- 自分から逃げる選択が出来るのは立派
人手不足や過酷な労働環境などは、労働者側ではなく会社側に原因があります。長時間の激務と安い賃金で消耗している保育士のことは意に介さず、一方的に責任だけを押し付けるのは間違っていますよね。
少しでも合わないと感じれば、無理して働き続ける必要はないので、退職代行を使って今すぐに辞めるほうが合理的だと言えます。
保育士が退職代行を使うことに対して反対派の意見
- 保育園に迷惑をかけるので、人としてダメだと思う
- 保育士の安月給では生活するのに精一杯
- お金がかかるし、なにより円満解決しなさそうで怖い
保育業界では、子どもの世話をするという職業柄か、責任感の強い保育士の方が多いという印象です。そのため、いざ辞めるとなると「迷惑をかける」という、後ろめたい感情になってしまいがちです。
また給与の低さから、目の前の生活で精一杯で、お金をかける余裕がないという意見もありました。
退職代行を利用して保育士を辞める方法まとめ
退職代行を利用して保育士を辞める方法についてまとめました。
保育業界ではブラック体質が強く根付いており、過酷な労働環境や上司からのパワハラ、労働に見合わない安月給で消耗している保育士の方が多いと思われます。
今の環境をすぐにでも抜け出したい方は、退職代行を利用することを強くおすすめします。